フールプルーフとは?ふーるぷるーふ
フールプルーフとは、使う人が誤った操作をしても、危険な動作や誤ったデータの受付けに至らないよう、仕組みの側であらかじめ防いでおく設計思想。想定しているのは機器の故障ではなく人の間違いで、入力できる値の制限、取り返しのつかない操作の前に挟む確認、挿し間違えられない形状などが具体策になる。
最終更新:2026-10-09
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人は必ず操作を誤るという前提に立たない限り、注意喚起や教育をいくら重ねても事故は残る。そこで信頼性設計では、誤操作が起きても被害に結び付かない構造をあらかじめ組み込む方向へ舵を切った。フォールトトレラント・フェールセーフ・フェールソフトと並ぶ考え方の一つで、それぞれが備える相手(人の誤り/機器の故障)が違うため、基本情報では区別して問われる。
具体例
現金自動預払機の暗証番号欄は数字しか受け付けず、通販サイトの日付入力では存在しない2月30日を選べない。電子レンジは扉が閉まっていなければ加熱を始めず、USB Type-Cのコネクタは上下どちらの向きでも挿さる形にして挿し間違いそのものを無くしている。
試験での引っ掛け
フェールセーフとの取り違えが定番である。備える相手が人の誤操作ならフールプルーフ、機器の故障が起きたときに安全な側へ倒す設計ならフェールセーフで、原因が人か機器かで見分ける。性能を落としてでも動き続けるフェールソフトとも別物であり、操作後にエラーを表示するだけの事後対応は、そもそも未然に防いでいないので該当しない。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問46(IPA)
安全性や信頼性を確保するための設計のうち,フールプルーフに該当するものはどれか。
正解:利用者が誤った操作をしても,システムに異常が起こらないようにする。
要点:フールプルーフは人の誤操作を前提に設計で防ぐ
フールプルーフは、利用者が誤った操作をしても危険な状態にならないよう、あらかじめ設計で防いでおく考え方である。想定外の入力を受け付けない、扉が閉まっていないと動かないといった作り込みが該当する。故障が起きた後の振る舞いを定めるフェールセーフやフェールソフト、冗長化のフォールトトレランスとは着眼点が異なる。
出典・参考
公式シラバスの2 コンピュータシステム > 1. システムの構成 > (7) 信頼性設計に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。