コア技術とは?こあぎじゅつ
コア技術とは、企業が競争優位の源として自社に蓄え、複数の製品や事業へ展開していく中核の技術。他社が容易に真似できないこと、顧客が認める価値に直結すること、応用の範囲が広いことが条件になる。技術開発戦略では、自社で持つ技術と外部から調達する技術を仕分ける基準として使う。
最終更新:2026-10-09
この語が出る過去問を解く →背景
技術開発に振り向けられる資金と人には限りがあり、目についた分野へ次々と手を広げればどれも中途半端に終わる。かといって何もかも自前でそろえようとすれば、外部と組んで進める企業に開発の速さで負ける。手放してはいけない技術と、買ってきてよい技術を仕分ける物差しが要る。その中心側を名指しするための語である。
具体例
京セラのファインセラミックスや、村田製作所の積層セラミックコンデンサを支える材料技術は、電子部品から医療機器まで幅広い製品へ展開されている。特定の完成品に縛られず複数の事業を支える点が、中核の技術のふるまいにあたる。
試験での引っ掛け
コアコンピタンスは技術に限らず生産や販売の仕組み、組織の能力まで含む広い概念で、コア技術はその技術面を指す。また社内で長年続けてきた技術でも、顧客の価値に結び付かず他分野へ展開もできないものは、この意味の中核にはあたらない。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問70(IPA)
コア技術の事例として、適切なものはどれか。
正解:競合他社がまねできないような、自動車エンジンのアイドリングストップ技術
要点:コア技術は模倣困難で競争力の源泉となる自社独自技術
コア技術とは、他社が容易に模倣できない自社独自の技術であり、複数の製品分野へ展開できる競争力の源泉となるものを指す。他社にまねのできないアイドリングストップ技術は、この条件にあてはまる。業界共通の規格や汎用部品の活用は、差別化の源にはならない。
出典・参考
公式シラバスの8 経営戦略 > 1. 技術開発戦略の立案 > (1) 技術開発戦略に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。