MIBとは?みぶ
MIB(Management Information Base:管理情報ベース)は、ネットワーク機器を監視するプロトコルSNMPで「どんな情報を取り出せるか」を定めた項目の一覧で、木構造に並べた各項目をOID(オブジェクト識別子)という数字の列で指定する。誰でも使える標準MIBと、メーカーが自社機器向けに追加するプライベートMIBがある。
最終更新:2026-10-09
基本情報を最短で暗記・合格する →背景
ルータやスイッチが数十台になると、1台ずつログインして通信量や温度を見て回るのは不可能。そこで管理用PC(マネージャ)が各機器(エージェント)に「この項目の値を教えて」と問い合わせる共通のやり取りとしてSNMPが作られたが、機器ごとに項目の呼び名が違えば会話が成り立たない。メーカーが違っても同じ番号で同じ情報が取れるように、項目の辞書として定めたのがMIBである。基本情報ではSNMPの構成要素(マネージャ・エージェント・MIB)の役割分担が問われる。
具体例
大学のネットワーク管理室では、Zabbixのような監視ツールが各スイッチにSNMPで「受信バイト数(ifInOctets、OIDは1.3.6.1.2.1.2.2.1.10)」を5分ごとに問い合わせ、グラフに描いている。ヤマハのルータRTXシリーズやCisco製品は標準MIBに加えて自社のプライベートMIBを公開しており、CPU温度などメーカー固有の値もそこから取れる。
試験での引っ掛け
MIBは「取り出せる項目の辞書」であって、集めた値をためておく監視サーバやデータベースではない。値そのものを持っているのは各機器のエージェント側。「やり取りの手順=SNMP、取り出せる項目=MIB」という分担を入れ替えた選択肢に注意。また標準MIBで取れるのは共通項目だけで、機器固有の情報にはメーカーのプライベートMIBが必要になる。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 4. ネットワーク管理 > (3) SNMPに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。