電子メールのプロトコル(SMTP・POP・IMAP)とは?
電子メールのプロトコル(SMTP・POP・IMAP)とは、電子メールの送受信で使われるプロトコルの分類。SMTPはメールを送信・転送するためのプロトコル、POPはメールサーバから自分の端末へメールを取り込む(一般にダウンロード後にサーバから削除する運用が多い)プロトコル、IMAPはサーバ上でメールを管理し複数端末から同じメール状態を参照できるプロトコル。
基本情報技術者試験の過去問では7回出題されています(2017年度〜2022年度)。
でんしめーるのぷろとこる
電子メールのプロトコル(SMTP・POP・IMAP)の意味
電子メールの送受信で使われるプロトコルの分類。SMTPはメールを送信・転送するためのプロトコル、POPはメールサーバから自分の端末へメールを取り込む(一般にダウンロード後にサーバから削除する運用が多い)プロトコル、IMAPはサーバ上でメールを管理し複数端末から同じメール状態を参照できるプロトコル。
電子メールのプロトコル(SMTP・POP・IMAP)の具体例
複数の端末(スマートフォンとパソコン)で同じメールボックスの既読・未読状態を同期させたい場合はIMAPが適しており、1台の端末だけでメールを完結して管理したい場合はPOPでも十分なことがある。
電子メールのプロトコル(SMTP・POP・IMAP)は試験でどう引っ掛けられる?
送信がSMTP、受信がPOP/IMAPという対に加え、メールサーバ間の転送もSMTPが担う点を落としやすい。複数端末で既読や振り分けを共有したいならIMAP、端末へ取り込むならPOP。ポートは25/110/143(暗号化時は587・995・993)。
電子メールのプロトコル(SMTP・POP・IMAP)と関連する用語
電子メールのプロトコル(SMTP・POP・IMAP)が出た過去問
電子メールの送信時に,送信者を送信側のメールサーバで認証するためのものはどれか。
正解:SMTP-AUTH
要点:SMTP-AUTHは送信側サーバで送信者を認証する
SMTP-AUTHは、メール送信時にSMTPサーバが利用者IDとパスワードなどで送信者を認証する拡張仕様です。もともとのSMTPには送信者を確認する仕組みがなく、第三者中継による迷惑メールの踏み台にされる問題があったため導入されました。受信時の認証やメール本文の暗号化とは目的が異なります。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問44(IPA)次の二つのスタック操作を定義する。PUSH n:スタックにデータ(整数値n)をプッシュする。POP:スタックからデータをポップする。空のスタックに対して、次の順…
正解:上から 3, 7, 1
要点:スタックは後入れ先出し。POPは直前にPUSHした値を取り除く
スタックは後入れ先出しなので、POPは常に直前にPUSHした値を取り除く。順に追うと、1と5を積んでPOPで5が消え残りは1。7,6,4を積んで下から1,7,6,4となり、POPで4、続くPOPで6が消えて1,7が残る。最後に3を積むので、上から順に3,7,1となる。
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問5(IPA)電子メールのヘッダフィールドのうち、SMTPでメッセージが転送される過程で削除されるものはどれか。
正解:Bcc
要点:Bccは転送過程でヘッダから削除される
Bccは他の受信者に宛先を知らせないための指定なので、送信サーバが宛先を取り出した後、転送されるメッセージのヘッダからは削除される。これにより受信者にはBcc宛先が見えない。
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問34(IPA)社内ネットワークとインターネットの接続点に、ステートフルインスペクション機能をもたない、静的なパケットフィルタリング型のファイアウォールを設置している。このネッ…
正解:ウ(表参照)
要点:SMTPはサーバ側25、クライアント側は1024以上の動的ポート
SMTPのサーバ側のポート番号は25である。PCからサーバへの通信は、送信元がクライアントの一時的なポート(1024以上)、宛先が25となり、その応答パケットは送信元25、宛先が1024以上となる。静的フィルタリングでは往復の両方を許可する必要がある。
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問44(IPA)電子メールをドメインAの送信者がドメインBの宛先に送信するとき、送信者をドメインAのメールサーバで認証するためのものはどれか。
正解:SMTP-AUTH
要点:送信時にメールサーバが送信者を認証するのはSMTP-AUTH
SMTP-AUTHは、メール送信時にSMTPサーバが利用者IDとパスワードで送信者を認証する拡張である。認証を通らなければ送信を受け付けないため、第三者による不正中継(迷惑メールの踏み台化)を防げる。ここで問われているのは受信ではなく送信時の認証なので、POP系やメール本文の暗号化の仕組みは当てはまらない。
出典:令和1年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問44(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。