要求分析とは?ようきゅうぶんせき
要求分析とは、システム開発の最初期に、利用者や関係部門がどのような課題を抱え、新システムに何を求めているのかを聞き取り、整理する活動のこと。整理した結果は、要件定義でまとめる「要件」の材料になる。
最終更新:2026-10-09
基本情報を最短で暗記・合格する →背景
要求は利用者の言葉で表現される曖昧なものが多い。そのため、漏れなく引き出し、矛盾や優先順位を整理する工程が要る。ここで見落としがあると、後工程の要件定義や設計に誤りが伝わって手戻りの原因になる。
具体例
物流会社が新しい配送管理システムを導入する際、現場のドライバーや配車担当者にヒアリングを行い、「荷物の到着予定時刻をリアルタイムで知りたい」といった要望を収集し整理する。進め方は「引き出す」と「整理する」の2段階に分かれる。1段階目はエリシテーション(要求獲得)と呼び、ヒアリングやアンケート、現行業務の観察で要望を引き出す。2段階目では、集めた要求を大まかなものから細かなものへ順に分け、図や表にまとめる。あわせて画面の試作品(モックアップ・プロトタイプ)を利用者に見せ、画面の動きなど利用者から見える仕様を確かめる。さらにMoSCoW(Must・Should・Could・Won't=必須・重要・あれば良い・今回はやらない)で優先度を分け、今回の開発範囲を絞り込む。
試験での引っ掛け
要求分析は利用者視点の「要望」を集める活動であり、それを技術的に実現可能な形へ具体化した「要件」をまとめる要件定義とは工程が異なる。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの7 システム戦略 > 2. 要件定義 > (1) 要求分析に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。