著作権法・職務著作とは?
著作権法・職務著作とは、著作権法はプログラムを含む著作物の創作者に対し、無断で複製・改変されない権利を保障する法律で、創作時に自動的に権利が発生する(無方式主義)。職務著作は、従業員が職務上作成した著作物について、一定の要件を満たせば著作者を会社(法人)とする制度。
基本情報技術者試験の過去問では3回出題されています(2016年度〜2017年度)。
ちょさくけんほう・しょくむちょさく
著作権法・職務著作の意味
著作権法はプログラムを含む著作物の創作者に対し、無断で複製・改変されない権利を保障する法律で、創作時に自動的に権利が発生する(無方式主義)。職務著作は、従業員が職務上作成した著作物について、一定の要件を満たせば著作者を会社(法人)とする制度。
著作権法・職務著作の具体例
システム会社の社員が業務としてプログラムを開発した場合、要件を満たせば著作権は開発した社員個人ではなく会社に帰属する。プログラムの背後にあるアルゴリズムそのものは著作権では保護されない。
著作権法・職務著作は試験でどう引っ掛けられる?
アイデア・アルゴリズムそのものは著作権の保護対象外で、具体的な表現(ソースコード等)が対象になる点が頻出。
著作権法・職務著作と関連する用語
著作権法・職務著作が出た過去問
プログラム開発において,法人の発意に基づく法人名義の著作物について,著作権法で規定されているものはどれか。
正解:就業規則などに特段の取決めがない限り,権利は法人に帰属する。
要点:職務著作は別段の定めがなければ権利が法人に帰属する
著作権法の職務著作の規定により、法人の発意に基づき従業員が職務上作成した著作物は、契約や就業規則に別段の定めがない限り、法人が著作者となり著作権も法人に帰属する。プログラムの著作物については、法人名義で公表することという要件が不要とされている点も押さえておきたい。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問79(IPA)著作権法において,保護の対象とならないものはどれか。
正解:プログラム言語や規約
要点:プログラム言語・規約・解法は著作権法の保護対象外
著作権法は具体的な表現を保護するもので、プログラム言語、規約(プロトコルやインタフェースの取決め)、解法(アルゴリズム)は保護の対象外と明示されている。これらを独占させると、以後のプログラム作成が著しく妨げられてしまうためである。個々のプログラムやマニュアル、体系的に構成されたデータベースは保護される。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問79(IPA)著作権法によるソフトウェアの保護範囲に関する記述のうち,適切なものはどれか。
正解:ソースプログラムとオブジェクトプログラムの両方とも著作権法によって保護される。
要点:ソースもオブジェクトも保護、言語・アルゴリズムは対象外
著作権法はプログラムを著作物として保護し、人が読むソースプログラムだけでなく、機械語に変換されたオブジェクトプログラムも同じく保護の対象になります。一方でプログラム言語、規約、解法(アルゴリズム)そのものは保護の対象外と明記されており、表現されたコードが保護されます。基本プログラムかアプリケーションかによる区別もありません。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問79(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。