移植性とは?いしょくせい
移植性とは、JIS X 25010の製品品質モデルにある8特性の一つで、ある環境から別の環境へどれだけ移しやすいかの度合い。副特性は適応性・設置性・置換性の三つ。OSの入れ替えやクラウドへの移行が当たり前になったため、どこまで環境に依存しない作りにするかが設計上の論点になる。
最終更新:2026-10-09
基本情報を最短で暗記・合格する →背景
同じ処理を書いたはずのプログラムが、OSやデータベースを替えた途端に動かなくなる、ということが繰り返し起きてきた。環境ごとに作り直せば費用は倍になり、古い環境から離れられなくもなる。そこで、移しやすさを性能や使いやすさと並ぶ品質の一項目として測る枠が置かれた。基本情報では8特性の名前と、副特性の当てはめが問われる。
具体例
Javaは、OSごとに用意した実行環境(JVM)の上で動かすことで、同じプログラムをWindowsでもLinuxでも動かせるようにしている。逆に特定の製品にしかないSQLの書き方を使うと、DBMSをOracleからPostgreSQLへ替えるときに書き直しが必要になる(適応性が低い)。
試験での引っ掛け
移植性は高いほどよい、ではない。環境の違いを吸収する層を厚くするほど、性能や開発の手間で損をする。また置換性は「他の製品と取り替えられるか」、適応性は「別の環境へ自分が移れるか」で向きが違うため、副特性の当てはめで取り違えやすい。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの4 開発技術 > 2. 設計 > (8) ソフトウェア品質に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。