年間予想損失額(ALE)とは?ねんかんよそうそんしつがく
年間予想損失額(ALE)とは、Annualized Loss Expectancyの略で、あるリスクによって1年間に失うと見込まれる金額。1回起きたときの損失額×1年に起きる回数で求める。「対策にいくらまで払う価値があるか」を金額で比べるための指標で、対策費が年間予想損失額の減少分を超えるなら、その対策は割に合わない。試験ではリスクの定量評価の計算問題として出る。
最終更新:2026-10-09
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「情報漏えいは怖い」だけでは、セキュリティ対策の予算がいくら必要かを経営層に説明できない。リスクを「起きたときの損害」と「起きる頻度」の2つに分けて掛け算すれば、種類のまったく違うリスク(PC紛失とサーバ停止)を同じ金額の物差しで並べられる。これは「1年あたり平均でいくら失うか」を求める計算で、リスクの大きさを金額で比べる定量的なリスク分析の代表的な方法にあたる。
具体例
会社支給のスマホを紛失すると、調査と関係者への連絡で1回あたり40万円かかり、社内の実績から年に平均0.5回起きると見込むなら、年間予想損失額は20万円。全端末に遠隔ロック・消去の仕組みを入れる費用が年8万円で紛失時の損失をほぼゼロにできるなら、差額12万円分の効果があると数字で示せる。
試験での引っ掛け
対策を入れても損失がゼロになるとは限らない。比べるのは「対策前後の年間予想損失額の差」と「対策費」であって、「損失額より対策費が安いから必ず導入」とは言えない。また頻度は「年に何回」で揃える必要があり、「10年に1回」なら0.1回として計算する。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 2. 情報セキュリティ管理 > (2) リスク分析と評価に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。