主系(現用系)とは?しゅけい
主系(現用系)とは、二重化したシステムのうち、実際に本番の処理を担当している側の系統。もう一方は従系(待機系)と呼び、主系が故障したときに処理を引き継ぐ。どちらの機器が主系かは固定ではなく、切替えが起きれば役割が入れ替わるため、機器そのものの名前ではなく役割の呼び名として使う。
最終更新:2026-10-09
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1系統だけで動かすシステムは、その1台が壊れた瞬間に業務が止まる。止めないためには同じものをもう一組用意することになるが、両方が同時に同じ更新をしようとすると矛盾が起きる。そこで、実際に処理をするのは常に一方だけと決め、もう一方は同じ構成のまま控えに回す、という役割分担が必要になった。この「いま処理している側」を指す呼び名が主系である。
具体例
NTTデータなどが構築する金融機関のシステムでは、主系が処理を受け持つ間、従系を控えさせておく。従系の控え方には、主系と同じ状態で常に待つホットスタンバイ、起動だけしておき業務の準備は切替え時に行うウォームスタンバイ、電源を切った状態で控えるコールドスタンバイがある。業務が止まってよい時間に合わせてこれらを使い分け、主系から従系への切替えにかかる時間を設計する。
試験での引っ掛け
デュアルシステムには主系・従系の区別がない。両系が常に同じ処理をして結果を照合する方式だからで、主系と待機系に分かれるのはデュプレックスシステムのほうである。切替え後は元の従系が主系になる点も押さえる。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問14(IPA)
コンピュータを2台用意しておき、現用系が故障したときは、現用系と同一のオンライン処理プログラムをあらかじめ起動して待機している待機系のコンピュータに速やかに切り…
正解:ホットスタンバイシステム
要点:ホットスタンバイは待機系を起動済みにして即時切替えする方式
待機系にも本番と同じ処理プログラムをあらかじめ起動して待たせておき、現用系の故障時に短時間で切り替える構成をホットスタンバイという。プログラムが起動済みなので切替えに要する時間が短く、可用性が高い。待機系の電源を落としておく、あるいは起動していない構成はコールドスタンバイと呼ばれ、切替えに時間がかかる。
出典・参考
公式シラバスの2 コンピュータシステム > 1. システムの構成 > (2) システム構成に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。