マイクロカーネルとは?まいくろかーねる
マイクロカーネルとは、OSの中心部分であるカーネル(ハードウェアを直接管理し、他のプログラムに機能を提供するOSの核)に、プロセス(実行中のプログラム)の切替え、メモリ管理の基本、割込み(実行中の処理を一時止めて別の処理を先にさせる仕組み)の処理、プログラムどうしの通信といった最小限の機能だけを置く構成。ファイル管理やデバイスドライバなどは、カーネルの外で、普通のアプリと同じ制限つきの権限(ユーザーモード)で動かし、カーネルを介した通信で呼び出す。これに対し、OSの機能をまとめてカーネルの中に入れる構成をモノリシックカーネルと呼ぶ。
最終更新:2026-10-10
基本情報を最短で暗記・合格する →背景
OSの機能をすべてカーネルに詰め込むと、カーネルは大きくなり、1つのデバイスドライバの不具合でもOS全体が止まりうる。1980年代に米カーネギーメロン大学で開発されたMachなどで、カーネルを小さく保ち、残りの機能を外に出す構成が研究された。
具体例
BlackBerry社のQNXはマイクロカーネル構成のリアルタイムOS(決められた時間内に処理を終えることを重視するOS)で、自動車の車載システムのように止まると困る機器で使われている。ドライバなどがカーネルの外で動くため、その部分が異常終了してもカーネルは動き続け、その部分だけを起動し直せる。一方、Linuxはモノリシックカーネルの代表。
試験での引っ掛け
マイクロカーネルは信頼性と機能の足しやすさで有利だが、機能どうしがカーネルを介した通信でやり取りする分、処理の速さではモノリシックカーネルが有利になりやすい。「マイクロカーネルの方が高速」は誤り。また「マイクロ」はカーネルに置く機能が少ないという意味で、小型の機器向けのOSという意味ではない。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。