ファシリテーションとは?ふぁしりてーしょん
ファシリテーションとは、会議や検討の場で、議論の中身に自分の意見を押し込まず、進行を整えて参加者が結論にたどり着けるよう手助けする働きかけのこと。発言の偏りをならし、論点を整理し、決まったことと持ち越すことをはっきりさせて場を終える。基本情報のシラバスでは、要件定義で利害関係者(ステークホルダ)の合意を得る場面の用語として扱われ、進行役をファシリテータと呼ぶ。
最終更新:2026-10-09
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システムの要件を決める会議には営業・経理・現場・開発など立場の違う人が集まり、声の大きい部門の要求が通って他の部門の要件が落ちる、時間切れで何も決まらない、といった失敗が起きやすい。誰かが中立の立場で進行と整理を引き受けると、全員の要件が並び、合意した内容が記録に残る。だから要件定義の工程でこの技能が求められ、試験でも問われる。
具体例
新人研修のグループワークで、Miroのようなオンラインの付箋ボードに全員の意見を先に書き出させてから、判断基準(費用対効果と締切)を決め、その基準で並べ替える進め方がファシリテーションの典型になる。最後に決定事項と保留事項を読み上げて共有すれば、後で「言った・言わない」が起きない。
試験での引っ掛け
ファシリテータは中立の進行役で、自分の望む結論へ誘導する役ではない。またプロジェクトマネージャ自身が利害の当事者になる議題では、別の人に進行を任せる判断もある。ブレーンストーミング(意見を出す技法)と混同しやすいが、ファシリテーションは技法ではなく場を進める働きかけ全体を指す。
出典・参考
公式シラバスの7 システム戦略 > 2. 要件定義 > (2) 要件定義に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。