タイムクウォンタムとは?たいむくうぉんたむ
タイムクウォンタムとは、順番に少しずつCPUを割り当てるラウンドロビン方式で、1つのタスクに一度に与えるCPU使用時間の上限。この時間を使い切ったタスクはOSに実行権を取り上げられ、実行可能状態の待ち行列の末尾へ回されて次のタスクへ切り替わる。タイムスライスとも呼ばれ、値の決め方が応答性能を左右する。
最終更新:2026-10-09
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CPUは一度に1つの処理しか進められないので、先に始まったタスクが終わるまで待たせると、短い操作の応答が何十秒も遅れてしまう。そこで一定時間で強制的に交代させ、全員が少しずつ進む形にした。この時間をどれだけにするかが設計の要で、短くすれば応答は良くなるが交代の手間が増え、長くすればその逆になるという釣り合いの問題になる。
具体例
タスクが4つあり、タイムクウォンタムが20ミリ秒なら、あるタスクは自分以外の3つが順に使い終えるのを待てばよいので、切替えの時間を除けば最大60ミリ秒待てば必ず順番が回ってくる。値を短くするほど切替えの回数が増え、そのたびのレジスタ(CPUの中の一時置き場)の退避と復元に使う時間の割合が大きくなって、本来の処理に回るCPU時間が減っていく。
試験での引っ掛け
タスクの優先度とは無関係な設定である点に注意する。ラウンドロビンは到着順に同じ長さだけ配る方式なので、値を変えても実行の順番は変わらない。また使い切る前に入出力待ちへ入ったタスクは、残り時間を次回へ持ち越さない。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問18(IPA)解説で登場
スケジューリングに関する記述のうち,ラウンドロビン方式の説明として,適切なものはどれか。
正解:各タスクに,均等にCPU時間を割り当てて実行させる方式である。
要点:ラウンドロビンは一定時間ずつ順番に回す公平な方式
ラウンドロビン方式は一定時間(タイムクウォンタム)ごとにCPUを取り上げ、待ち行列の次のタスクへ順番に渡す方式である。どのタスクも公平に実行機会を得られるため、対話型処理に向く。
出典・参考
公式シラバスの2 コンピュータシステム > 1. オペレーティングシステム > (4) タスク管理に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。