クロス開発環境とは?くろすかいはつかんきょう
クロス開発環境とは、開発するホスト計算機と、プログラムを実行するターゲット機器が異なる環境。ホスト上のクロスコンパイラで目的機器向けの実行形式を生成し、デバッガやエミュレータ経由で転送・実行・観測する。ターゲット側の資源が乏しい組込み開発で必須となる。
最終更新:2026-10-10
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組込み機器は、メモリやCPUの力が乏しく、機器の上でプログラムを作ったり調べたりするのが難しい。そのため、作る作業は力のあるPCで行い、実機には出来上がったものを送って動かして調べる、という分担が必要になった。実機がまだ手元に無い段階では、シミュレータで先に確かめる使い方もある。
具体例
PC上で、組込み機器で広く使われるARM系のCPU向けに実行形式を作り(クロスコンパイル)、基板の検査用の端子(JTAG)につないだデバッガで、実機のメモリとレジスタ(CPUの中の一時置き場)を見ながら途中で止めて調べる。実機が足りない期間は、CPUの命令の動きをPC上でまねるシミュレータで論理の検証を進め、タイミングに左右される検証だけを実機確認へ回して開発を並行させる。
試験での引っ掛け
シミュレータでの検証は論理は追えても、割込み(実行中の処理を一時止めて別の処理を先にさせる仕組み)どうしの競合や実際のタイミング、周辺デバイスの挙動までは再現しきれない。移植性の観点では、ホストとターゲットでエンディアン(複数バイトの値をメモリに並べる順番)や型のサイズが異なる場合があり、そこがバグの温床になる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。