クラッシングとは?
クラッシングとは、作業に投入する要員や資源を追加することで作業期間を短縮する技法。時間外勤務の増加や増員により、コスト増加を伴うのが一般的。プロジェクト全体の期間を最も少ない追加コストで短縮するには、クリティカルパス上の作業から優先的に短縮対象を選ぶ必要がある。
基本情報技術者試験の過去問では3回出題されています(2016年度〜2026年度)。
くらっしんぐ
クラッシングの意味
作業に投入する要員や資源を追加することで作業期間を短縮する技法。時間外勤務の増加や増員により、コスト増加を伴うのが一般的。プロジェクト全体の期間を最も少ない追加コストで短縮するには、クリティカルパス上の作業から優先的に短縮対象を選ぶ必要がある。
クラッシングの具体例
アローダイアグラムの作業A〜Eのうち何日ずつ短縮すればプロジェクト全体の期間を最小コストで短縮できるかを計算する問題がFEで頻出する。
クラッシングは試験でどう引っ掛けられる?
クリティカルパス上にない作業をいくら短縮しても全体の期間短縮にはつながらない(フロートを消費するだけ)という点を見落としやすい。
クラッシングと関連する用語
クラッシングが出た過去問
プロジェクトのスケジュールを短縮するために,アクティビティに割り当てる資源を増やして,アクティビティの所要期間を短縮する技法はどれか。
正解:クラッシング
要点:クラッシングは費用をかけて資源を投入し期間を縮める
クラッシングは、要員や設備といった資源を追加投入して個々の作業の所要期間を縮め、全体の日程を短縮する技法である。費用の増加という代償を伴う点が特徴となる。作業を並行させて短縮するファストトラッキングとは手段が異なり、こちらは手戻りのリスクが増える。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問52(IPA)プロジェクト全体のスケジュールを短縮する技法の一つである“クラッシング”では,メンバの時間外勤務を増やしたり,業務内容に精通したメンバを新たに増員したりする。“…
正解:クリティカルパス上のスケジュールアクティビティ
要点:クラッシングはクリティカルパス上の作業に資源を投じる
全体の所要期間を決めているのはクリティカルパスであり、そこに乗らない作業をいくら早めても全体は縮まらない。したがってクラッシングで残業や増員という追加資源を投じるなら、まずクリティカルパス上のアクティビティに充てるべきである。短縮の結果、別の経路がクリティカルパスに変わる点にも注意したい。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問53(IPA)あるシステム開発プロジェクトの進捗が遅延したので,クリティカルパス上の作業への投入工数を増やすことによって遅延の解消を図った。このとき適用した,所要期間を短縮す…
正解:クラッシング
要点:クラッシングは資源追加で作業期間を短縮する手法
クラッシングは、要員や設備などの資源を追加投入してクリティカルパス上の作業期間を短縮する手法である。コストは増えるが期間は縮まるという関係にあるため、費用対効果を見ながら適用する。作業を並行させて短縮するファストトラッキングとは手段が異なる。
出典:令和8年度 (公開問題) 基本情報技術者試験 kamokuA 問13(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。