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状態遷移テストとは?じょうたいせんいてすと

状態遷移テストとは、対象を状態と遷移の集合として捉え、状態遷移図や状態遷移表から遷移を網羅するようテストケースを設計する技法。正しい遷移が通ることだけでなく、その状態では起こり得ないはずのイベントを与えて不正な遷移が起きないことも確かめる。網羅の単位は状態ではなく遷移で、連続する遷移の並びまで数えることもある。

最終更新:2026-10-06

試験情報

エンベデッドシステムスペシャリスト試験の頻出用語/午前II

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背景

組込みの制御は本質的に状態機械であり、同じ入力でも状態によって出力が変わる。そのため入力の組合せだけを網羅しても、状態をまたいだ不具合は出てこない。しかも実機では遷移のきっかけが操作だけでなく、割込み・タイマ満了・センサ値のしきい値超えといった非同期の事象からも来る。設計時に描いた図に載っていない遷移が実装へ紛れ込みやすく、それを表の形で機械的に洗い出すのがこの技法の役目である。

具体例

モータ制御を「停止・起動中・定常・減速・異常停止」の5状態とし、行に状態、列にイベント(起動指令、停止指令、過電流検出、エンコーダ断線、タイマ満了)を取った表を作って全マスを埋める。異常停止中に起動指令が来たら無視するのか、エラーを返して停止のままなのかを空欄を残さず決めていく。過電流検出はどの状態からも来るので、5行すべてに遷移先を書くことになる。

試験での引っ掛け

「全状態を一度は訪れた」で網羅したと誤解しやすい。数えるべきは遷移なので、必要なケース数は状態数より多くなるのが普通である。実機ではガード条件(同じイベントでも条件によって遷移先が変わる)とタイムアウト遷移を表へ書き落としがちで、書き落とせばテストにも現れない。表の空欄は「起こらない」ではなく「決めていない」ことが多い、と疑ってかかる。

関連用語

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 分野:午前II
  • 「全状態を一度は訪れた」で網羅したと誤解しやすい。