構成管理・構成ベースラインとは?こうせいかんり・こうせいべーすらいん
構成管理・構成ベースラインとは、システムを構成する成果物(構成品目)を識別し、版と相互関係を記録して、変更のたびに追跡できる状態へ保つ活動。構成ベースラインは、ある時点の構成を正式に承認して固定したもので、以後の変更を比べる基準になり、問題が起きたときの切り戻し先にもなる。
最終更新:2026-10-06
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組込み製品は、ソースコードだけでは再現できない。コンパイラの版、ビルドオプション、FPGAの論理、基板の改訂番号、書込み器のファームウェア、試験治具までが揃って初めて同じものが焼ける。出荷から10年後に1台ぶんの修正を出すとき、当時の組合せを特定できなければ検証をやり直すことになる。シラバスが構成管理を設計・製造の側と保守の側の両方に置いているのは、これが保守を支える基盤だからである。
具体例
量産出荷時の構成——ソース、コンパイラ版、ビルド定義、FPGAのビットストリーム、基板改訂番号——をひとまとめにベースラインとして登録し、タグを打つ。市場で不具合が出たら、その個体の製造番号からベースラインを引き当てて同じバイナリを再ビルドし、差分だけを当てて改版する。
試験での引っ掛け
構成管理は構成品目を識別・記録・追跡する活動で、変更してよいかを承認するのは変更管理。役割を混ぜない。ベースラインは「ある時点で承認して固定したもの」であって、常に最新の構成を指すわけではない点も狙われる。記録を残しても、現物と記録が一致しているかを確かめる構成監査を欠けば、記録は担保にならない。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。