ナレッジマネジメント・SECIモデルとは?なれっじまねじめんと・せきもでる
ナレッジマネジメントは、個人が持つ経験やノウハウ(暗黙知)を組織で共有できる形式知へ変換・蓄積して活用する経営手法。SECIモデルはその変換過程を共同化・表出化・連結化・内面化の4段階で説明し、知識が循環しながら増えていく様子を示したモデルである。
最終更新:2026-10-06
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熟練者の判断は、本人にも言葉にできないまま経験として蓄えられている。退職や異動でその人が抜けた瞬間、組織は同じ判断ができなくなり、次の世代は同じ失敗をやり直す。ナレッジマネジメントは属人化した知を組織の資産へ移す試みであり、SECIモデルは「文書化すれば済む」という単純化を退け、言語化と実践の往復が要ることを示した点に意味がある。
具体例
保守の現場では、熟練者に同行して勘所を体で覚え(共同化)、判断基準を手順書やチェックリストへ書き起こし(表出化)、他システムの手順や過去の障害記録と突き合わせて標準へ体系化し(連結化)、実際の対応で使い込んで自分の判断力に落とす(内面化)。FAQ基盤やナレッジベースは連結化を支える道具にあたる。
試験での引っ掛け
4段階と変換方向の対応を入れ替えた選択肢が定番——共同化は暗黙知から暗黙知、表出化は暗黙知から形式知、連結化は形式知から形式知、内面化は形式知から暗黙知。特に表出化と連結化を取り違えやすい。形式知にすれば終わりではなく、内面化を経て再び暗黙知へ戻る循環である点も問われる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問67(IPA)解説で登場
ベンチマーキングを説明したものはどれか。
正解:優れた業績を上げている企業などとの比較分析を行い、結果を自社の経営改革に活用する。
要点:ベンチマーキングは優良事例と比較し改革に活かす
ベンチマーキングは、優れた業績を上げている企業や自社の他部門を基準として選び、業務プロセスや成果を比較分析して差の要因を明らかにし、その知見を自社の改革に取り入れる手法です。単なる数値の比較にとどまらず、なぜ優れているのかという仕組みまで学ぶ点が要点です。ナレッジマネジメントやコアコンピタンス経営とは目的が異なります。
出典:平成31年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問69(IPA)
知識創造プロセス(SECIモデル)における“表出化”はどれか。
正解:暗黙知から新たに形式知を得ること
要点:表出化は暗黙知を言語化して形式知に変換する段階
SECIモデルは共同化・表出化・連結化・内面化の四つの変換で知識が創造されるとする。このうち表出化は、個人が経験として持つ言語化しにくい暗黙知を、比喩や対話を通じて言葉や図として表し、共有可能な形式知に変換する段階である。
出典・参考
公式シラバスの8 経営戦略 > 4. 経営管理システム > (1) 経営管理システムに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。