アジャイルソフトウェア開発宣言とは?あじゃいるそふとうぇあかいはつせんげん
アジャイルソフトウェア開発宣言とは、2001年に軽量開発手法の実務家17名がまとめた、アジャイル開発の価値観を示す文書。プロセスやツールより個人と対話を、包括的な文書より動くソフトウェアを、契約交渉より顧客との協調を、計画に従うことより変化への対応を重んじると述べ、左側にも価値があると認めた上で右をより重視する、と明記している。
最終更新:2026-10-06
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要件をすべて固めてから作る前提は、作っている間に要件が変わらないことを仮定している。ところが市場も法制度も競合も待ってはくれず、完成した頃には前提が動いているという事態が繰り返された。1990年代に個別に生まれた軽量な手法の担い手が集まり、手法の違いを越えて共通する価値観を言語化したのがこの宣言で、以後の開発モデル選択の判断軸になっている。
具体例
署名者にはXPを提唱したKent Beck、ScrumのKen SchwaberとJeff Sutherlandらが名を連ねる。宣言に続けて示された「アジャイル宣言の背後にある12の原則」が具体的な指針にあたり、シラバスでも宣言と12の原則が並んで挙げられている。
試験での引っ掛け
「文書を作らない」「計画を立てない」「契約を軽視する」という読みはすべて誤りで、宣言本文が左側にも価値があると認めている点が繰り返し問われる。また宣言は価値観の表明であって開発手法そのものではなく、ScrumやXPといった具体的な進め方と同列に扱わない。
関連用語
出た過去問
出典:令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問49(IPA)
アジャイルソフトウェア開発宣言では、“あることがらに価値があることを認めながらも別のことがらにより価値をおく”としている。“別のことがら”に該当するものの組みは…
正解:個人と対話、動くソフトウェア、顧客との協調、変化への対応
要点:アジャイル宣言は対話・動くソフト・協調・変化対応を重視
アジャイルソフトウェア開発宣言は四つの対比を挙げ、左側により価値を置くとしている。より価値を置く側は「個人と対話」「動くソフトウェア」「顧客との協調」「変化への対応」である。対する「プロセスやツール」「包括的なドキュメント」「契約交渉」「計画に従うこと」も価値は認めるが、優先度は低いとされる。
出典・参考
公式シラバスの4 開発技術 > 1. 開発プロセス・手法 > (1) ソフトウェア開発手法に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。