NRE(初期費用)とは?えぬあーるいー
NRE(初期費用)とは、Non-Recurring Engineering の略で、設計・試作・マスク作成・治具の製作など、開発時に一度だけ発生し生産数量に比例しない費用。1個あたりの負担は総額を生産数で割って求めるため、量産数が多いほど薄まる。量産単価との切り分けが調達・原価計算の要点になる。
最終更新:2026-10-06
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半導体や組込み機器では、開発に数億円かかっても量産の1個あたりは数百円ということが起こる。この構造では「1個いくらか」だけで発注先や内製・外製を判断すると必ず外す。一度きりの費用と数量に比例する費用を分け、想定数量まで含めた総額で比べる必要がある——固定費と変動費の切り分けを調達の場面へ持ち込んだ考え方である。
具体例
ASIC(特定用途向けIC)を新規に起こすとマスク作成費などのNREが数千万円規模になる。10万個作れば1個あたり数百円だが、1万個ならその10倍が乗るため、数量の少ない案件ではFPGAで作るほうが総額で安くなる。
試験での引っ掛け
量産単価やランニングコストと混ぜない。NREは数量に比例せず一度だけ、保守費は運用が続く限り毎年発生する。TCOはNREも運用費も含んだ総額で、NREはその一部にすぎない。損益分岐点の計算では固定費側に置く点も押さえる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。