FS関係(作業の依存関係の種類)とは?
FS関係(作業の依存関係の種類)とは、プレシデンスダイアグラム法で用いる依存関係の一種。Finish-to-Start=先行作業が終了したら後続作業を開始できる関係を指す。4種類あり、名前は「先行のどの時点が、後続のどの時点を縛るか」を表す。FS=先行の終了で後続を開始できる/SS(Start-to-Start)=先行が開始したら後続を開始できる/FF(Finish-to-Finish)=先行が終了したら後続を終了できる/SF(Start-to-Finish)=先行が開始したら後続を終了できる。いずれも「〜できる」という制約であって、同時刻を意味しない(リード・ラグを付けられる)。
応用情報技術者試験の過去問では2回出題されています(2017年度〜2021年度)。
えふえすかんけい
FS関係(作業の依存関係の種類)の意味
プレシデンスダイアグラム法で用いる依存関係の一種。Finish-to-Start=先行作業が終了したら後続作業を開始できる関係を指す。4種類あり、名前は「先行のどの時点が、後続のどの時点を縛るか」を表す。FS=先行の終了で後続を開始できる/SS(Start-to-Start)=先行が開始したら後続を開始できる/FF(Finish-to-Finish)=先行が終了したら後続を終了できる/SF(Start-to-Finish)=先行が開始したら後続を終了できる。いずれも「〜できる」という制約であって、同時刻を意味しない(リード・ラグを付けられる)。
FS関係(作業の依存関係の種類)の具体例
「基本設計が終わってから詳細設計を開始する」という一般的な工程間の関係の多くがFS関係にあたる。
FS関係(作業の依存関係の種類)は試験でどう引っ掛けられる?
SSを「同時開始」と丸暗記すると誤る。SSは先行作業が開始すれば後続を開始してよいという条件であって、同じ時刻に始まる意味ではない(リード・ラグを付けられる)。SF(Start-to-Finish)も、先行作業が開始しないと後続作業が終了できない関係で、向きを逆に覚えやすい。
FS関係(作業の依存関係の種類)と関連する用語
FS関係(作業の依存関係の種類)が出た過去問
次のプレシデンスダイアグラムで表現されたプロジェクトスケジュールネットワーク図を、アローダイアグラムに書き直したものはどれか。ここで、プレシデンスダイアグラムの…
正解:イ:Aの終了ノード(Cの開始ノード)から、Fの開始ノード(Dの終了ノード)へダミー作業(点線)が1本引かれている構成
要点:アローダイアグラムで追加の依存関係を表すときはダミー作業を使う
元のプレシデンスダイアグラムでは、作業FがDの完了に加えてAの完了にも依存している。アローダイアグラムでこの依存を表すには、Aの終了ノードからFの開始ノード(Dの終了ノード)へ向けてダミー作業を1本引けばよい。ダミーは所要時間ゼロで、順序関係だけを表す矢印である。
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問53(IPA)次のプレシデンスダイアグラムで表現されたプロジェクトスケジュールネットワーク図を、アローダイアグラムに書き直したものはどれか。ここで、プレシデンスダイアグラムの…
正解:A→Cの後の結合点からFの直前の結合点へダミー作業(破線矢印)が1本引かれ、A→C→E→G、B→D→F→Hがそれぞれ終了に合流するアローダイアグラム
要点:アローダイアグラムでは経路をまたぐ先行関係をダミーで表す
プレシデンスダイアグラムでは作業をノードで表すため、1つの作業から複数の後続へ分岐しても矢印を足すだけでよい。一方アローダイアグラムは作業を矢印、結合点をノードで表すので、他の経路にまたがる先行関係はダミー作業(破線)で表現する必要がある。ここではAの完了がC側の経路だけでなくFの開始条件にもなっているため、ダミー作業を1本だけ追加した図が正しい。
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問52(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。