DHCP(動的ホスト構成プロトコル)とは?でぃーえいちしーぴー
DHCP(動的ホスト構成プロトコル)とは、ネットワークに接続した機器へIPアドレスなどの設定情報を自動で割り当てるプロトコル。配るのはアドレスだけでなく、サブネットマスク・デフォルトゲートウェイ・DNSサーバのアドレスも含む。割当てには貸出期間(リース時間)があり、期限前に更新要求を出して延長する仕組みになっている。
最終更新:2026-10-06
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手動設定の時代は、機器を1台足すたびに空きアドレスを台帳から探して入力する作業が要り、台帳と現物がずれれば重複割当てで通信が止まった。持ち歩く端末が当たり前になり、接続先のネットワークが日ごとに変わるようになると手動運用は破綻する。DHCPは割当ての一元管理と期限付き貸出によって、この破綻を構造的に解いた。
具体例
割当てはDISCOVER→OFFER→REQUEST→ACKの4手順で決まる(頭文字でDORA)。最初の2つはクライアントがサーバの所在を知らないためブロードキャストで飛ぶ。家庭用Wi-FiルータはこのDHCPサーバ機能を内蔵しており、つないだ瞬間にアドレスが降りてくるのはこの手順が動いているため。
試験での引っ掛け
要求はブロードキャストでルータを越えないため、別セグメントへ配るにはDHCPリレーエージェントが要る(セグメントごとにサーバを置く必要はない)。アドレスと名前を対応づけるDNSとは役割が別で、DHCPが配るのは「DNSサーバのアドレス」であって名前解決そのものではない。
関連用語
出た過去問
出典:令和2年度 10月試験 応用情報技術者試験 午前 問35(IPA)
IPv4ネットワークにおいて、IPアドレスを付与されていないPCがDHCPサーバを利用してネットワーク設定を行う際、最初にDHCPDISCOVERメッセージをブ…
正解:送信元0.0.0.0、宛先255.255.255.255
要点:DHCPDISCOVERは送信元0.0.0.0・宛先255.255.255.255
DHCPDISCOVERを送る時点では、PCはまだ自分のIPアドレスもDHCPサーバのアドレスも知らない。そのため送信元には未定を表す0.0.0.0を、宛先にはブロードキャストアドレス255.255.255.255を用いる。付与予定のアドレスはこの段階では使えない。
出典:令和4年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問31(IPA)
IPアドレスの自動設定をするためにDHCPサーバが設置されたLAN環境の説明のうち、適切なものはどれか。
正解:DHCPによる自動設定を行うPCに、DHCPサーバのアドレスを設定しておく必要はない。
要点:DHCPクライアントはブロードキャストでサーバを探す
DHCPクライアントは、まずブロードキャストでDHCPサーバを探索する仕組みなので、サーバのアドレスを事前に設定しておく必要はありません。配布される情報にはIPアドレスのほか、サブネットマスクやデフォルトゲートウェイ、DNSサーバのアドレスなども含められます。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 3. 通信プロトコル > (1) プロトコルとインタフェースに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。