貸借対照表・損益計算書・利益の段階とは?たいしゃくたいしょうひょう・そんえきけいさんしょ
貸借対照表は決算日という一時点で会社が何を持ち何を負っているか(資産=負債+純資産)を、損益計算書は一会計期間にいくら稼いだかを示す。損益計算書の利益は5段階に分かれており、本業の力だけを見るなら営業利益、資金調達まで含めた恒常的な力を見るなら経常利益、と目的に応じて読む段階を選ぶ。
最終更新:2026-10-06
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利益を1つの数字だけで示すと、本業で稼いだのか、資産を売って埋めたのかが読み手に区別できない。段階を分ければ、営業利益までは本業、経常利益までは資金調達を含む恒常的な活動、当期純利益は特別損益と税金まで含めた最終結果、と読み分けられる。応用情報では与えられた勘定科目から特定の段階の利益を計算させる形で出題される。
具体例
売上高1,000・売上原価600なら売上総利益は400、販売費及び一般管理費が250なら営業利益は150、支払利息30と受取配当金10があれば経常利益は130になる。上場企業が公表する決算短信も同じ並びで作られているため、実物の様式に当てはめて確かめられる。
試験での引っ掛け
営業利益は売上高−売上原価−販売費及び一般管理費であり、受取利息や為替差益といった営業外の項目を含めない。固定資産売却益のような特別利益が入るのは税引前当期純利益の段階である。貸借対照表は一時点、損益計算書は一期間という時間の性質の違いも取り違えやすい。
関連用語
出た過去問
出典:令和7年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問76(IPA)
A社の貸借対照表の構成は図のとおりであった。A社の自己資本比率は何%か。
正解:35
要点:自己資本比率=純資産÷総資産で企業の財務安全性を測る
自己資本比率は自己資本(純資産)を総資本(総資産)で割って求める。純資産は資本金2,000+資本剰余金1,000+利益剰余金500=3,500百万円、総資産は流動資産6,000+固定資産4,000=10,000百万円である。3,500÷10,000=0.35なので35%となり、エが正解。
出典・参考
公式シラバスの9 企業と法務 > 3. 会計・財務 > (1) 企業活動と会計に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。