要員計画(資源マネジメント)とは?よういんけいかく
要員計画(資源マネジメント)とは、WBSから積み上げた工数を期間軸に対して要員数へ変換し、確保・配置・育成・解放まで扱うのが資源マネジメントで、その中核が要員計画である。手順は工数見積→要員山積み→要員平準化の順で、山積み表を書けば必ずピークが立つので、クリティカルパス上にない作業をフロートの範囲でずらして平準化する。ここで削るのは同時要員数であって作業量ではない。要員はスキルと単価が異なるため、同じ人月でも誰を当てるかで期間と品質が変わり、内製・協力会社・オフショアの構成比が調達計画と直結する。責任分担はRACIやRAM(責任分担マトリクス)で明示し、「レビュー者が決まっていない」状態を作らない。育成と解放まで含むのがPMBOKの資源マネジメントで、離任時期を決めておかないと他プロジェクトの計画が立たない。
最終更新:2026-10-06
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工数見積は総量しか出さないが、実際に調達するのは「同時に何人か」であり、この変換のずれが要員計画を必要にする。総工数が同じでも、山積みの結果ピークが20人になれば席も端末も採用も間に合わず、逆に平準化しすぎれば期間が延びて納期を割る。要員計画はこの「総量と同時数の不一致」を、フロートという余地を使って調停する作業である。さらに要員は解放しなければ他プロジェクトが立たないという組織側の制約があり、確保だけでなく離任まで計画に含めるのはそのためだ。午後問題が増員の是非を繰り返し問うのも、この制約群を理解しているかを見るためである。
具体例
サイボウズは働き方を社員自身が宣言する制度を公表しており、時短勤務や複業のメンバーが同じチームに混在する。この前提だと「5人アサイン」では計画にならず、稼働率を掛けた人月で積むしかない。要員計画を人数ではなく工数で書く理由が、こうした稼働率の異なるメンバーの混在にある。
試験での引っ掛け
記述式では「なぜ増員が有効でないのか」を30〜50字で書かせる形が出る。答えの芯は教育コストとコミュニケーションパスの増加(n人ならn(n-1)/2)であって、「人が足りないから」ではない。境界として、要員平準化はピークを削るために作業をフロート内でずらす手法であり、期間を縮める資源投入(クラッシング)とは目的が逆。クラッシングはコスト増と引き換えに期間を縮め、平準化は期間が延びてでも山を削る。どちらを問われているかは設問の制約(納期固定かコスト固定か)で読み分ける。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問53(IPA)
ISO 21500:2012(プロジェクトマネジメントの手引き(英和対訳版))によれば、プロジェクト資源マネジメントにおけるプロセス“プロジェクトチームの育成”…
正解:継続的にプロジェクトチームのメンバのパフォーマンス及び相互関係を改善する。
要点:チームの育成は力量と相互関係の継続的改善が目的
「プロジェクトチームの育成」は、チームメンバの力量とメンバ相互の関係を継続的に高め、チーム全体のパフォーマンスを向上させることを目的とするプロセスである。メンバを集める「プロジェクトチームの編成」や、実績を評価する「プロジェクトチームのマネジメント」とは目的が区別される。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。