磁気テープとLTOとは?じきてーぷとえるてぃーおー
磁気テープとLTOとは、バックアップと長期保存に使う順次アクセス型の補助記憶。任意の位置へ直接飛べない代わりに容量あたりの単価が最も安く、記録済みの媒体を電源からも回線からも切り離して保管できる。事実上の標準規格がLTO(Linear Tape-Open)で、世代ごとに容量を倍増させつつ互換範囲を定めている。
最終更新:2026-10-06
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バックアップと長期保存は、性能ではなく単価と保管性で選ばれる領域である。常時通電するディスクは容量を増やすほど電力と故障率が効いてくるうえ、ネットワークに繋がったままの複製はランサムウェアに本体もろとも暗号化される。棚に置いて電源も回線も切れるテープは、この二つの困りごとに同時に効く。バックアップ方式・世代管理・遠隔地保管を選ぶ判断材料として問われる。
具体例
LTOはIBM・HPE・Quantumが共同で策定した規格で、読み書きできる世代の互換範囲が公表されている。日次バックアップをテープに取って遠隔地の倉庫へ運ぶ運用は、回線から物理的に切り離した複製(エアギャップ)を確保する手段として現在も採用されている。
試験での引っ掛け
順次アクセスが前提なので、任意の位置へ直接読み書きするデータベースの実データ置き場には向かない。単価が安いからどの用途にも使える、と考えると誤る。ランダムアクセスはディスクやSSDの担当であり、ディスクを間欠停止して省電力化するMAIDとも別の技術である。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問57(IPA)
次の処理条件で磁気ディスクに保存されているファイルを磁気テープにバックアップするとき、バックアップの運用に必要な磁気テープは最少で何本か。 〔処理条件〕 (1)…
正解:14
要点:復元にはフルと差分が対で必要、保持月数分だけ確保する
復元には対象月のフルバックアップと、その月の差分バックアップの両方が必要です。6か月前の同一日まで遡れるようにするには、当月と過去6か月分、すなわち7か月分を保持しなければなりません。フルバックアップは1回1本で7本、差分バックアップは1か月1本で7本となり、合計14本が最少です。
出典:平成31年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問56(IPA)
次の処理条件で磁気ディスクに保存されているファイルを磁気テープにバックアップするとき、バックアップの運用に必要な磁気テープは最少で何本か。 〔処理条件〕 (1)…
正解:14
要点:6か月前の同一日まで復元するには当月含め7か月分を保持する
常に6か月前の同一日以降の任意の日の状態に復元できるようにするには、当月を含めて7か月分のバックアップを保持しておく必要がある。フルバックアップは月に1本、差分バックアップも月に1本使うので、7×2=14本が最少となる。
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問55(IPA)
次の処理条件で磁気ディスクに保存されているファイルを磁気テープにバックアップするとき、バックアップの運用に必要な磁気テープは最少で何本か。 〔処理条件〕 (1)…
正解:14
要点:差分方式の復元にはその月のフルと差分が対で要る
指定日の状態に戻すには、その月のフルバックアップと、同じ月の差分バックアップの両方が必要になる。6か月前の同一日まで復元できるようにするには、当月を含めて7か月分を保持しなければならない。フルと差分を各月1本ずつ持つので、7×2=14本が最少となる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。