期待金額価値(EMV)とデシジョンツリーとは?
期待金額価値(EMV)とデシジョンツリーとは、複数の選択肢について、起こりうる結果とその発生確率を掛け合わせて期待される金額的価値(期待金額価値)を算出し、比較検討する分析手法。分岐する意思決定と発生確率を樹形図で表したものをデシジョンツリー(決定木)という。
応用情報技術者試験の過去問では2回出題されています(2024年度〜2025年度)。
きたいきんがくかちとでしじょんつりー
期待金額価値(EMV)とデシジョンツリーの意味
複数の選択肢について、起こりうる結果とその発生確率を掛け合わせて期待される金額的価値(期待金額価値)を算出し、比較検討する分析手法。分岐する意思決定と発生確率を樹形図で表したものをデシジョンツリー(決定木)という。
期待金額価値(EMV)とデシジョンツリーの具体例
「新規開発(投資100億円、需要拡大確率70%で収入180億円、需要縮小確率30%で収入50億円)」の期待金額価値を、収入の期待値から投資額を引いて算出し、他の選択肢と比較して最も期待金額価値の高い案を選ぶ。
期待金額価値(EMV)とデシジョンツリーは試験でどう引っ掛けられる?
期待金額価値は「収入の期待値-投資額」で計算する(投資額を確率計算に含めない)点を取り違えやすい。
期待金額価値(EMV)とデシジョンツリーと関連する用語
期待金額価値(EMV)とデシジョンツリーが出た過去問
自動生産システムの増強に関する次のデシジョンツリーにおいて、新規にシステムを開発する場合の期待金額価値(EMV)は何億円か。
正解:14
要点:期待金額価値は各分岐の結果×確率の総和
期待金額価値は、各分岐の結果に確率を掛けて合計した値である。新規開発では需要が大きい場合の30億円が確率60%、需要が小さい場合のマイナス10億円が確率40%なので、0.6×30+0.4×(−10)=18−4=14億円となる。
出典:令和7年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問54(IPA)3Dセキュア2.0(EMV 3-Dセキュア)は、オンラインショッピングにおけるクレジットカード決済時に、不正取引を防止するための本人認証サービスである。3Dセキ…
正解:利用者の過去の取引履歴や決済に用いているデバイスの情報から不正利用や高リスクと判断される場合に、カード会社が追加の本人認証を行う。
要点:3Dセキュア2.0はリスクが高い取引だけ追加認証を求める
3Dセキュア2.0の最大の特徴はリスクベース認証を採用した点である。カード会社は取引履歴や端末情報などの多数の属性を受け取ってリスクを評価し、リスクが低いと判断した取引では追加認証を省いて決済を通す。逆に不正の疑いが高い取引に限りワンタイムパスワードなどの追加認証を求めるので、安全性と利便性を両立できる。
出典:令和6年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問35(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。