性能設計(応答時間・スループット)とは?
性能設計(応答時間・スループット)とは、応答時間は要求を出してから結果が返るまでの時間、ターンアラウンドタイムは依頼から全結果を受け取るまでの時間、スループットは単位時間あたりの処理量。性能要件はこれらを、対象処理・負荷条件・測定位置とともに定義する。
応用情報技術者試験の過去問では18回出題されています(2017年度〜2025年度)。
せいのうせっけい
性能設計(応答時間・スループット)の意味
応答時間は要求を出してから結果が返るまでの時間、ターンアラウンドタイムは依頼から全結果を受け取るまでの時間、スループットは単位時間あたりの処理量。性能要件はこれらを、対象処理・負荷条件・測定位置とともに定義する。
性能設計(応答時間・スループット)の具体例
「ピーク時(毎秒200件)でも検索の応答時間は95パーセンタイルで1秒以内」と条件付きで合意する。
性能設計(応答時間・スループット)は試験でどう引っ掛けられる?
平均値だけの合意は無意味になりやすい。パーセンタイルや最大値を併記するのが実務上の要点。
性能設計(応答時間・スループット)と関連する用語
性能設計(応答時間・スループット)が出た過去問
サービスマネジメントの容量・能力管理における、オンラインシステムの容量・能力の利用の監視についての注意事項のうち、適切なものはどれか。
正解:応答時間やCPU使用率などの複数の測定項目を定常的に監視する。
要点:容量・能力管理は複数指標を平常時から継続監視する
容量・能力管理では、性能が悪化する前に傾向をつかむことが目的なので、応答時間やCPU使用率、メモリ使用率、回線使用率といった複数の指標を平常時から継続して監視する。単一の指標や事後の記録だけでは、需要増加の兆候を早期に捉えられない。
出典:令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問57(IPA)サービスマネジメントにおけるサービスレベル管理の活動はどれか。
正解:提供するサービス及びサービスレベル目標を決定し、サービス提供者が顧客との間で合意文書を交わす。
要点:サービスレベル管理は目標を顧客と合意しSLAとして文書化する
サービスレベル管理(SLM)は、顧客に提供するサービスの内容と、可用性や応答時間などのサービスレベル目標を顧客と合意し、SLAとして文書化したうえで、達成状況を監視・報告して改善していく活動である。提供するサービスと目標値を決めて顧客と合意文書を交わすことはその中核にあたるので、エが正解。
出典:令和6年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問56(IPA)設置場所が異なるクライアントとサーバ間で、次の条件で通信を行う場合の応答時間は何秒か。ここで、クライアントの送信処理の始まりから受信処理の終了までを応答時間とし…
正解:5.8
要点:応答時間=データ量÷(回線速度×伝送効率)+処理時間
実効的な伝送速度は8Mビット/秒×60%=4.8Mビット/秒である。上りは1Mバイト=8Mビットなので8÷4.8=約1.67秒、下りは2Mバイト=16Mビットなので16÷4.8=約3.33秒で、伝送時間の合計は5.0秒となる。これにクライアントとサーバの処理時間0.4秒+0.4秒を加えて5.8秒。
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問32(IPA)CSMA/CD方式に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:衝突発生時の再送動作によって、衝突の頻度が増すとスループットが下がる。
要点:CSMA/CDは衝突が増えるほどスループットが下がる
CSMA/CDでは、送信前に伝送路の使用状況を確認し、送信中も衝突を監視する。衝突を検出すると各ステーションはランダムな時間待って再送するため、トラフィックが増えて衝突が頻発すると再送と待ち時間が増え、実効的なスループットが低下する。
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問33(IPA)キャパシティプランニングの目的の一つに関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
正解:システムの現在の応答時間を調査し、長期的に監視することによって、将来を含めて応答時間を維持することである。
要点:キャパシティプランニングは将来にわたり性能を維持する計画活動
キャパシティプランニングは、将来の業務量の増加を予測し、必要な資源をあらかじめ計画して、性能水準を継続的に維持することを目的とします。現状の応答時間を測って長期的に監視し、将来にわたって維持するという記述がこれに当たります。目先のボトルネック除去やチューニングは、性能管理の別の活動です。
出典:令和1年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問14(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。