伝送速度(bps)とは?
伝送速度(bps)とは、伝送速度は、通信回線が単位時間あたりにどれだけのデータ量を送ることができるかを表す指標であり、一般に1秒間に送信できるビット数を表すbps(ビーピーエス)という単位で示される。カタログ上の伝送速度は回線の理論上の最大値であることが多く、実際に利用者が体感する通信速度(スループット)は、回線の混雑状況や機器の処理能力、プロトコルのオーバーヘッドなどの影響を受けて、カタログ値より低くなるのが一般的である。この理論値と実測値の違いを理解しておくことは、通信環境の評価やトラブルの切り分けにおいて重要である。
応用情報技術者試験の過去問では7回出題されています(2017年度〜2025年度)。
でんそうそくど
伝送速度(bps)の意味
伝送速度は、通信回線が単位時間あたりにどれだけのデータ量を送ることができるかを表す指標であり、一般に1秒間に送信できるビット数を表すbps(ビーピーエス)という単位で示される。カタログ上の伝送速度は回線の理論上の最大値であることが多く、実際に利用者が体感する通信速度(スループット)は、回線の混雑状況や機器の処理能力、プロトコルのオーバーヘッドなどの影響を受けて、カタログ値より低くなるのが一般的である。この理論値と実測値の違いを理解しておくことは、通信環境の評価やトラブルの切り分けにおいて重要である。
伝送速度(bps)の具体例
「最大1Gbps」と表示された光回線を契約しても、実際に測定される通信速度はネットワークの混雑などにより数百Mbps程度にとどまることがある。
伝送速度(bps)は試験でどう引っ掛けられる?
カタログ上の伝送速度(理論値)と実際の通信で得られるスループット(実効速度)は別物であり、両者を同一視すると誤りになりやすい。
伝送速度(bps)と関連する用語
伝送速度(bps)が出た過去問
IoTで活用されているLPWAの特徴として、適切なものはどれか。
正解:一つの基地局で広範囲をカバーできる低消費電力の無線通信技術であり、複数の機器がつながるネットワークに適している。
要点:LPWAは低消費電力かつ広域をカバーする低速なIoT向け無線
LPWA(Low Power Wide Area)は、消費電力を極力抑えつつ、一つの基地局で数kmから数十kmという広い範囲をカバーできる無線通信技術の総称である。通信速度は数kbps程度と低いが、電池で数年動作する多数のセンサー端末を収容できるため、IoT向けのネットワークに適する。よってウが正解。
出典:令和7年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問73(IPA)IoTでの活用が検討されているLPWA(Low Power, Wide Area)の特徴として、適切なものはどれか。
正解:バッテリ消費量が少なく、一つの基地局で広範囲をカバーできる無線通信技術であり、複数のセンサが同時につながるネットワークに適している。
要点:LPWAは低消費電力・広域・多数接続向けの無線技術
LPWAは低消費電力で数kmから数十kmの広い範囲をカバーできる無線通信技術の総称である。通信速度は低いが、電池で長期間動作し、1つの基地局に多数のセンサ端末を収容できるため、IoTのセンサネットワークに適する。
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問10(IPA)設置場所が異なるクライアントとサーバ間で、次の条件で通信を行う場合の応答時間は何秒か。ここで、クライアントの送信処理の始まりから受信処理の終了までを応答時間とし…
正解:5.8
要点:応答時間=データ量÷(回線速度×伝送効率)+処理時間
実効的な伝送速度は8Mビット/秒×60%=4.8Mビット/秒である。上りは1Mバイト=8Mビットなので8÷4.8=約1.67秒、下りは2Mバイト=16Mビットなので16÷4.8=約3.33秒で、伝送時間の合計は5.0秒となる。これにクライアントとサーバの処理時間0.4秒+0.4秒を加えて5.8秒。
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問32(IPA)2台の端末と2台のレイヤ3スイッチが図のようにLANで接続されているとき,端末Aがフレームを送信し始めてから,端末Bがそのフレームを受信し終わるまでの時間は,お…
正解:0.64
要点:蓄積転送では各区間の伝送時間と各装置の処理時間を足す。
1フレームは1,000バイト=8,000ビットで、100Mビット/秒では送出に80マイクロ秒(0.08ミリ秒)かかる。区間は端末A−スイッチ、スイッチ間、スイッチ−端末Bの3つあるので伝送だけで0.24ミリ秒である。これに2台のスイッチの処理時間0.2ミリ秒×2=0.4ミリ秒を加え、合計およそ0.64ミリ秒となる。
出典:平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問31(IPA)伝送速度30Mビット/秒の回線を使ってデータを連続送信したとき、平均して100秒に1回の1ビット誤りが発生した。この回線のビット誤り率は幾らか。
正解:3.33×10^-10
要点:ビット誤り率=誤りビット数÷送信総ビット数
100秒間に送られるビット数は30×10^6×100=3×10^9ビットである。この間に1ビットの誤りが生じたので、ビット誤り率は1÷(3×10^9)=約3.33×10^-10となる。ビット誤り率は誤りビット数を送信総ビット数で割った値である。
出典:平成30年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問33(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。