タスクボードとWIP制限とは?たすくぼーどとだぶりゅーあいぴーせいげん
タスクボードとWIP制限とは、仕事を人の稼働率ではなく流れで管理するための道具。作業をカードにして未着手・作業中・レビュー中・完了の列を移し、各列に同時進行の上限(WIP制限)を置くことで、着手だけが増えて完了しない状態と、どの工程で詰まっているかを一目で分かる形にする。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
進捗を「何%完了」で報告する管理では、着手した数だけが増えても数字は前へ進み、完了しない仕掛りが積み上がっていることが見えない。仕掛りが増えるほど担当者の切替え損失と待ち時間が増え、1件あたりの所要日数は伸びる。タスクボードとWIP制限は、管理の対象を人の稼働率から仕事の流れへ移し替えるための道具である。
具体例
レビュー中の列に上限3を設定すると4件目を置けないため、新規実装より先にレビューを片付ける行動が自然に促される。結果として1件あたりのリードタイムが縮み、完了しないまま月末を迎える仕掛りが減る。
試験での引っ掛け
WIP制限は生産性を抑えるための制約ではなく、流れを速くするための仕組みである。同時進行が多いほど切替え損失と滞留が増えるという前提に立つ。ボードは進捗報告の道具ではなく、詰まりを見つけて手を打つための道具である点も要点になる。
関連用語
出た過去問
出典:令和2年度 10月試験 応用情報技術者試験 午前 問60(IPA)解説で登場
監査証拠の入手と評価に関する記述のうち、システム監査基準(平成30年)に照らして、適切でないものはどれか。
正解:アジャイル手法を用いたシステム開発プロジェクトにおいては、管理用ドキュメントとしての体裁が整っているものだけが監査証拠として利用できる。
要点:監査証拠は形式でなく十分性と適切性で判断する
この問題は適切でないものを選ぶ。監査証拠は十分かつ適切であればよく、体裁の整った管理用ドキュメントに限られない。アジャイル開発ではタスクボードや自動テストの実行記録、会議の記録なども有効な監査証拠になり得るため、形式で限定する記述が不適切である。
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問60(IPA)解説で登場
監査証拠の入手と評価に関する記述のうち、システム監査基準(平成30年)に照らして、適切でないものはどれか。
正解:アジャイル手法を用いたシステム開発プロジェクトにおいては、管理用ドキュメントとしての体裁が整っているものだけが監査証拠として利用できる。
要点:監査証拠は文書の体裁でなく十分性と適切性で判断する
監査証拠は、体裁の整った管理用文書に限られない。アジャイル開発ではタスクボードや自動テストの結果、議事の記録など日々の作業から生じる記録も、監査目的に照らして十分かつ適切であれば証拠として利用できる。形式ではなく、証拠としての適切性と十分性で判断するのがシステム監査基準の考え方である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。