タスクボードとWIP制限とは?
タスクボードとWIP制限とは、作業を付箋やカードで表し、「未着手・作業中・レビュー中・完了」といった工程の列を移動させて進捗を見える化する仕組み。各列に同時進行できる上限(WIP制限)を設けることで、着手ばかり増えて完了しない状態を防ぎ、滞留している工程を浮かび上がらせる。
応用情報技術者試験の過去問では2回出題されています(2020年度〜2022年度)。
たすくぼーどとだぶりゅーあいぴーせいげん
タスクボードとWIP制限の意味
作業を付箋やカードで表し、「未着手・作業中・レビュー中・完了」といった工程の列を移動させて進捗を見える化する仕組み。各列に同時進行できる上限(WIP制限)を設けることで、着手ばかり増えて完了しない状態を防ぎ、滞留している工程を浮かび上がらせる。
タスクボードとWIP制限の具体例
レビュー中の列に上限3を設定すると、4件目を作れないため、新規実装より先にレビューを片付ける行動が自然に促される。結果として1件あたりの所要日数(リードタイム)が短縮し、完了しないまま月末を迎える仕掛りが減る。
タスクボードとWIP制限は試験でどう引っ掛けられる?
WIP制限は生産性を抑えるための制約ではなく、流れを速くするための仕組み。同時進行が多いほど切替の損失と滞留が増えるという前提に立つ。またボードは進捗報告の道具ではなく、詰まりを発見して手を打つための道具である点が要点。
タスクボードとWIP制限と関連する用語
タスクボードとWIP制限が出た過去問
監査証拠の入手と評価に関する記述のうち、システム監査基準(平成30年)に照らして、適切でないものはどれか。
正解:アジャイル手法を用いたシステム開発プロジェクトにおいては、管理用ドキュメントとしての体裁が整っているものだけが監査証拠として利用できる。
要点:監査証拠は形式でなく十分性と適切性で判断する
この問題は適切でないものを選ぶ。監査証拠は十分かつ適切であればよく、体裁の整った管理用ドキュメントに限られない。アジャイル開発ではタスクボードや自動テストの実行記録、会議の記録なども有効な監査証拠になり得るため、形式で限定する記述が不適切である。
出典:令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問60(IPA)監査証拠の入手と評価に関する記述のうち、システム監査基準(平成30年)に照らして、適切でないものはどれか。
正解:アジャイル手法を用いたシステム開発プロジェクトにおいては、管理用ドキュメントとしての体裁が整っているものだけが監査証拠として利用できる。
要点:監査証拠は文書の体裁でなく十分性と適切性で判断する
監査証拠は、体裁の整った管理用文書に限られない。アジャイル開発ではタスクボードや自動テストの結果、議事の記録など日々の作業から生じる記録も、監査目的に照らして十分かつ適切であれば証拠として利用できる。形式ではなく、証拠としての適切性と十分性で判断するのがシステム監査基準の考え方である。
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問60(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。