ソフトウェア詳細設計プロセスとは?そふとうぇあしょうさいせっけいぷろせす
ソフトウェア詳細設計プロセスとは、共通フレームの開発プロセスのうち、どこまでを設計で決め、どこからを実装者の裁量に委ねるかの線を引く工程。方式設計が置いた構成要素を受け取り、モジュール内部の処理手順・データ構造・呼出し条件を、単体テストが書ける粒度まで具体化する。この粒度に届いたかどうかが、設計完了の判定基準になる。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
設計と実装を同じ人が続けて行っていた時代は、頭の中の設計がそのままコードになり、他人が引き継げなかった。分業と外注が前提になると、どこまで決めれば実装を渡せるのかという線引きが要る。「単体テストが書ける粒度まで」を到達条件に置いたことで、設計の完了を主観ではなく検証可能な形で判定できるようになった。
具体例
与信判定コンポーネントなら、判定の順序、境界値の扱い、例外時の戻り値、DBアクセスの単位を定める。あわせて単体テストの観点を洗い出し、設計レビューで分岐の網羅性と他モジュールとの整合を確認してから実装へ渡す。プロセスの規定はJIS X 0160が持つ。
試験での引っ掛け
方式設計(何を要素に分け、どこへ配置するか)との線引きが問われる。詳細設計の段階で方式の前提を覆す判断は影響が全体へ波及するため、独断で吸収せず方式設計へ差し戻して合意し直すのが正しい手順。単体テスト仕様の作成もこのプロセスに含まれる。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問48(IPA)解説で登場
JIS X 0160におけるソフトウェア実装プロセスの下位レベルのプロセスのうち、次のタスクを実施するものはどれか。 〔タスク〕 ・ソフトウェア品目の外部インタ…
正解:ソフトウェア方式設計プロセス
要点:方式設計は構成要素とインタフェースの最上位設計を担う
外部インタフェースやコンポーネント間インタフェース、データベースについて最上位レベルの設計を行い、結合のためのテスト要求事項を定めるのは、ソフトウェア方式設計プロセスのタスクです。ここではソフトウェアを構成要素へ分割し、その間の関係を決めます。各コンポーネントの内部を細かく設計するのは、この後に続くソフトウェア詳細設計プロセスです。
出典:平成30年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問46(IPA)解説で登場
ソフトウェアライフサイクルプロセスにおいてソフトウェア実装プロセスを構成するプロセスのうち、次のタスクを実施するものはどれか。 〔タスク〕 ・ソフトウェア品目の…
正解:ソフトウェア方式設計プロセス
要点:方式設計は最上位レベル、詳細設計はその内部を作り込む
外部インタフェースやコンポーネント間インタフェース、データベースの最上位レベル(概略)の設計を行い、結合テストの要求事項を暫定的に定めるのは、ソフトウェア方式設計プロセスの作業である。ここで決めた枠組みを受けて、各コンポーネントの内部を作り込むのがソフトウェア詳細設計プロセスとなる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。