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ACID特性とは?あしっどとくせい

ACID特性とは、取引処理(トランザクション)が備えるべき四つの性質——原子性・一貫性・独立性(隔離性)・耐久性——の頭字語。処理は全部成功か全部取消しのどちらかにしかならず、確定した結果は障害が起きても失われないことを保証する。基幹システムで会計・在庫・受注の数字が合い続ける根拠がこの性質で、これを緩めた設計を選ぶかどうかが刷新時の重要な意思決定になる。

最終更新:2026-10-06

試験情報

ITストラテジスト試験の頻出用語/午前II

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背景

帳簿を人が付けていた時代は、書き損じがあれば人が気づいて直せた。処理が自動化され秒間何百件も走るようになると、途中で電源が落ちた取引を人が拾い直すことは不可能になる。そこでデータベース側が「中途半端な状態を絶対に残さない」ことを引き受け、業務アプリケーションは異常時の後始末を書かなくてよい、という分担が生まれた。経営会議では「勘定が合わないという事態を、担当者の注意ではなく仕組みで防いでいる」と説明すればよく、逆にこの保証を外す提案が出たときは、合わない可能性をどの業務が引き受けるのかを必ず聞き返す。

具体例

口座振替では出金と入金が同時に確定するか同時に取り消されるかのどちらかで、片方だけ残ることはない。一方でメルカリやAmazonのような大規模サービスは、在庫表示や集計など即時の一致が要らない領域でこの保証を意図的に緩め、遅れて整合すればよい設計(結果整合性)にして処理量を稼いでいる。基幹システム刷新でクラウドのデータベース製品を選定するときは、どの業務に厳密な保証を求め、どこを緩めるかの線引きが費用と応答性能を大きく動かす。

試験での引っ掛け

独立性を「同時に処理させない」と読むのは誤りで、同時に走らせても順番に実行したのと同じ結果に見えることを指す。もう一つの定番は耐久性とバックアップの混同で、確定した処理が装置の再起動後に残ることは保証されても、ディスクや拠点そのものが失われる事態は別の備え(バックアップ・遠隔複製)の担当になる。クラウド移行の提案で「高可用だからバックアップは不要」と書かれていたら、この二つが混ざっている。

関連用語

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 分野:午前II
  • 独立性を「同時に処理させない」と読むのは誤りで、同時に走らせても順番に実行したのと同じ結果に見えることを指す。