割込みレイテンシとは?わりこみれいてんし
割込みレイテンシとは、割込み要求が発生してから、対応する割込みハンドラの最初の命令が実行されるまでの時間である。実行中の命令の完了待ち、割込み禁止区間の残り、コンテキストの退避、より優先度の高い割込みの処理時間が積み上がる。実時間性の設計では平均値ではなく最悪値が根拠になる。
最終更新:2026-10-06
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割込みは「すぐ反応する」ための仕組みだが、実際にはすぐ反応できない事情がいくつも挟まる。装置の制御では、この遅れの上限を保証できるかどうかが安全に直結し、平均が速くても一度でも上限を超えれば設計は成立しない。だから最悪値で評価する。運用の側でも、監視のタイムアウト値を決めるときに同じ考え方——平均ではなく最悪を見る——が効いてくる。
具体例
割込み禁止で保護している区間を短く保てば最悪応答時間は縮む。逆に、あるドライバが100マイクロ秒の割込み禁止区間を1か所持つだけで、システム全体の最悪値はそこへ引きずられる。装置のファームウェア更新後に応答が悪化したという申告は、この区間が伸びた可能性を疑う材料になる。
試験での引っ掛け
平均値と最悪値を取り違えさせる出題が定番で、実時間性の判断根拠になるのは最悪値である。また割込みレイテンシが指すのは「ハンドラの最初の命令が始まるまで」であって、ハンドラの処理が終わるまでの時間は含まない。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。