業務要件・機能要件・非機能要件とは?
業務要件・機能要件・非機能要件とは、業務要件はシステムが支援すべき業務の内容・流れ、機能要件はシステムが備えるべき具体的な機能、非機能要件は性能・可用性・セキュリティなど機能以外に求められる品質水準を指す。
情報セキュリティマネジメント試験の過去問では3回出題されています(2016年度〜2017年度)。
ぎょうむようけん・きのうようけん・ひきのうようけん
業務要件・機能要件・非機能要件の意味
業務要件はシステムが支援すべき業務の内容・流れ、機能要件はシステムが備えるべき具体的な機能、非機能要件は性能・可用性・セキュリティなど機能以外に求められる品質水準を指す。
業務要件・機能要件・非機能要件の具体例
「受注から出荷までを一気通貫で処理する」が業務要件、「受注データを自動でCSV出力する」が機能要件、「同時アクセス1,000件でも3秒以内に応答する」が非機能要件にあたる。非機能要件の定義では、性能・信頼性・セキュリティ・拡張性などの項目ごとに具体的な数値目標を定める作業を行う。
業務要件・機能要件・非機能要件は試験でどう引っ掛けられる?
応答速度・可用性・セキュリティ強度などの品質面の要求を、機能要件と取り違えないよう注意する。
業務要件・機能要件・非機能要件と関連する用語
業務要件・機能要件・非機能要件が出た過去問
システムの利用部門の利用者と情報システム部門の運用者が合同で、システムの運用テストを実施する。利用者が優先して確認すべき事項はどれか。
正解:システムが決められた業務手順どおりに稼働すること
要点:利用者は業務手順どおりに動くかを最優先で確認する
運用テストでは、利用部門と情報システム部門で確認すべき観点が分かれる。利用者は業務の担い手として、システムが実際の業務手順どおりに使えて業務要件を満たすかを優先して確認する。ジョブの運用手順どおりの稼働は運用者、性能要件やプログラム仕様の充足は主に開発・運用側の確認事項となる。
出典:平成29年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問40(IPA)共通フレームによれば、企画プロセスにおいて明確にするものはどれか。
正解:経営・事業の目的及び目標を達成するために必要なシステムに関係する経営上のニーズ、システム化又はシステム改善を必要とする業務上の課題などの事項
要点:企画プロセスは経営ニーズと業務課題を明確にする
共通フレームの企画プロセスは、経営・事業の目的と目標を実現するために、どのようなシステムが必要かという経営上のニーズや業務上の課題を明らかにし、システム化構想とシステム化計画を立てる段階である。業務の新しい手順や責任・権限を定めるのは業務要件定義、システムの機能や方式を定めるのは要件定義から開発の段階であり、企画プロセスより後になる。
出典:平成28年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問49(IPA)受注管理システムにおける要件のうち、非機能要件に該当するものはどれか。
正解:受注管理システムの稼働率を決められた水準に維持するために、障害発生時は半日以内に回復できること
要点:非機能要件は性能・可用性など品質面の要求を定める
非機能要件は、システムが何をするかではなく、どの程度の品質・性能・運用性で動くかを定める要件である。稼働率の水準や障害からの回復時間は可用性に関する要件なので非機能要件に当たる。与信チェックや在庫警告、承認手続といった業務ルールに基づく振る舞いは機能要件である。
出典:平成29年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問49(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。