システム開発プロセス(要件定義・設計・実装・テスト・運用)とは?
システム開発プロセス(要件定義・設計・実装・テスト・運用)とは、システムを作り上げる一連の流れ。何を作るかを決める要件定義、それをどう作るか決める設計、実際にプログラムを作る実装、動作を確認するテスト、稼働後に保守運用する段階からなる。
情報セキュリティマネジメント試験の過去問では12回出題されています(2016年度〜2026年度)。
システムかいはつプロセス
システム開発プロセス(要件定義・設計・実装・テスト・運用)の意味
システムを作り上げる一連の流れ。何を作るかを決める要件定義、それをどう作るか決める設計、実際にプログラムを作る実装、動作を確認するテスト、稼働後に保守運用する段階からなる。
システム開発プロセス(要件定義・設計・実装・テスト・運用)の具体例
業務システムの刷新では、まず現場へのヒアリングで要件を定義し、画面・データ構造を設計し、プログラムを実装したうえで、テストを経て本番運用に移行する。
システム開発プロセス(要件定義・設計・実装・テスト・運用)は試験でどう引っ掛けられる?
V字モデルでのテストの対応を取り違えやすい。単体テストは詳細設計、結合テストは基本設計、システムテストは要件定義に対応する。また要件定義は「何を作るか」、設計は「どう作るか」を決める工程で、作る機能そのものを設計工程で足すのは順序が逆。
システム開発プロセス(要件定義・設計・実装・テスト・運用)と関連する用語
システム開発プロセス(要件定義・設計・実装・テスト・運用)が出た過去問
システムの移行テストを実施する主要な目的はどれか。
正解:確実性や効率性の観点で、既存システムから新システムへの切替え手順や切替えに伴う問題点を確認する。
要点:移行テストは切替え手順の確実性と問題点を確認する
移行テストは、稼働中の既存システムから新システムへ切り替える一連の手順が、限られた時間内に確実かつ効率的に完了できるかを検証するものである。データ移行の手順や所要時間、切戻し手順、業務停止時間の見積りなどを実際に試し、問題点を本番前に洗い出す。機能の網羅性を確認するのはシステムテスト、性能を確認するのは性能テストであり、目的が異なる。
出典:平成28年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問41(IPA)システムテストの監査におけるチェックポイントのうち、最も適切なものはどれか。
正解:例外ケースや異常ケースを想定したテストが行われていること
要点:システムテストは異常系まで網羅されているかを確認する
システムテストでは、正常系だけでなく例外や異常が起きたときにシステムが適切に振る舞うかを確かめる必要がある。監査人は、例外・異常ケースを想定したテストケースが用意され実施されているかを確認する。テスト計画は開発側と利用者側の双方の承認を得るべきであり、本番環境でのテスト実施は事故につながるため不適切である。
出典:平成29年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問37(IPA)システムの利用部門の利用者と情報システム部門の運用者が合同で、システムの運用テストを実施する。利用者が優先して確認すべき事項はどれか。
正解:システムが決められた業務手順どおりに稼働すること
要点:利用者は業務手順どおりに動くかを最優先で確認する
運用テストでは、利用部門と情報システム部門で確認すべき観点が分かれる。利用者は業務の担い手として、システムが実際の業務手順どおりに使えて業務要件を満たすかを優先して確認する。ジョブの運用手順どおりの稼働は運用者、性能要件やプログラム仕様の充足は主に開発・運用側の確認事項となる。
出典:平成29年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問40(IPA)準委任契約の説明はどれか。
正解:善管注意義務を負って作業を受託する契約
要点:準委任は完成義務でなく善管注意義務を負う契約
準委任契約は、仕事の完成ではなく事務の処理そのものを目的とする契約で、受託者は善良な管理者の注意をもって業務を遂行する義務(善管注意義務)を負う。成果物の完成義務を負うのは請負契約であり、発注者の指揮命令下で働くのは労働者派遣である。IT分野では、要件定義や運用支援のように成果を確約しにくい作業で準委任が用いられる。
出典:平成28年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問36(IPA)共通フレームによれば、企画プロセスにおいて明確にするものはどれか。
正解:経営・事業の目的及び目標を達成するために必要なシステムに関係する経営上のニーズ、システム化又はシステム改善を必要とする業務上の課題などの事項
要点:企画プロセスは経営ニーズと業務課題を明確にする
共通フレームの企画プロセスは、経営・事業の目的と目標を実現するために、どのようなシステムが必要かという経営上のニーズや業務上の課題を明らかにし、システム化構想とシステム化計画を立てる段階である。業務の新しい手順や責任・権限を定めるのは業務要件定義、システムの機能や方式を定めるのは要件定義から開発の段階であり、企画プロセスより後になる。
出典:平成28年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問49(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。