アクセス管理とは?あくせすかんり
アクセス管理とは、誰がどの情報資産に触れてよいかを定め、本人確認のうえで権限を与え、異動や退職に合わせて直し、定期的に棚卸して確かめるまでを含む管理活動。職務に必要な最小限だけを与える最小権限の原則と、知る必要のある人にだけ知らせるNeed-to-knowが土台になる。権限一覧の要否を承認するのは情報システム部門ではなく、所属長である。
最終更新:2026-10-06
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権限は、与えるときには必ず申請が出るのに、要らなくなったときには誰も申請しない。異動や退職で不要になった権限は放っておくと残り続け、退職者のアカウントが何年も使える状態のまま残るという形で表に出る。この非対称を埋めるため、申請とは別に「いま与えられている権限を並べて要否を判断する」棚卸の手続が必要になる。試験では、付与の側よりも変更・削除・確認の側が問われる。
具体例
半期に一度、システムごとの利用者と権限の一覧を出力し、所属長が一人ずつ要否を判定して承認する。退職者は人事の手続と連動させて当日中に無効化し、異動者は前の部署の権限を落としてから新しい権限を付ける。Microsoft Entra IDには、この棚卸を依頼と回答の形で回す機能(アクセスレビュー)が用意されている。
試験での引っ掛け
抜けが出るのは付与ではなく削除の側で、監査でも退職者・異動者の権限剥奪が最も指摘されやすい。また認証(本人だと確かめること)と認可(何をしてよいかを決めること)は別物で、正しくログインできることは、与えられている権限が適切であることの証明にはならない。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問38(IPA)
外部委託管理の監査に関する記述のうち,最も適切なものはどれか。
正解:請負契約においては,委託側の事務所で作業を行っている受託側要員のシステムへのアクセスについて,アクセス管理が妥当かどうかを,委託側が監査できるように定める。
要点:外部委託は契約で委託側の監査権を確保しておく
外部委託では、委託先の要員が委託側の情報資産にアクセスすることが多いため、アクセス権の付与・変更・削除が妥当に管理されているかを委託側が確かめられる状態にしておく必要がある。契約時に監査権(アクセス権や作業状況を委託側が監査できること)を定めておくのが適切な対応である。なお請負契約では委託側が受託側要員を直接指揮命令できず、それを行えば偽装請負となる。
出典・参考
公式シラバスの1 技術要素 > 1 情報セキュリティ > 情報セキュリティ技術(利用者認証)に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。