波長分割多重とは?はちょうぶんかつたじゅう
波長分割多重とは、1本の光ファイバに波長(色)の異なる複数の光信号を同時に載せ、それぞれを独立した回線として伝送する多重化技術(WDM:Wavelength Division Multiplexing)。波長間隔が広く温度制御が不要で安価なCWDMと、間隔が狭く多重度が高い長距離向けのDWDMがある。支援士では伝送方式の分類問題のほか、専用線を使う場合でも暗号化が要るかを判断する場面の基礎知識として出る。
最終更新:2026-10-06
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光ファイバは敷設費用が最も大きく、通信需要が増えるたびに新しい心線を引くわけにはいかない。既設の1心に波長を追加すれば、工事なしで回線を増やせる。この技術で通信事業者は複数の顧客の回線を同じファイバに相乗りさせるため、「専用線だから物理的に分離されている」という感覚は実態と合わない。ネットワークが担当外の読者は、時間で分けるTDMとの違いだけ押さえれば午前IIには足りる。
具体例
NTT東日本・西日本やKDDIの基幹網、データセンター間の接続はDWDMで1心に数十波長を載せ、波長ごとに100Gbps級を運んでいる。企業側は専用線サービスとして1波長分を借りている形なので、拠点間の機密データはIPsecやMACsecで暗号化してから流す。
試験での引っ掛け
時間を区切って多重する時分割多重(TDM)と取り違えやすい。WDMが分けるのは時間ではなく波長(光の周波数)。CWDMとDWDMの違いは波長間隔の広狭で、CWDMは間隔が広く温度制御が不要で安価だが多重度が低く、DWDMは間隔が狭く多重度が高い長距離向け。「専用線だから暗号化は不要」は誤りで、同じファイバを他社の波長が通っている前提で守る。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 2. データ通信と制御 > (2) 伝送方式と回線に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。