物理データモデルとは?ぶつりデータモデル
物理データモデルとは、論理データモデルを特定のDBMS製品の上で実際に動かすために、データ型と桁数、索引、格納領域、区分化(パーティション)、性能のための非正規化といった実装事項を決めたモデル。データモデルは概念・論理・物理の3段階で作り、物理はその最終段階にあたる。セキュリティ設計では、暗号化する列や権限を分けるためのテーブル分割もここで決まる。
最終更新:2026-10-06
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業務ルールを表した論理モデルは製品に依存しないが、そのままでは動かない。実際のDBMSにはデータ型の制約・索引の仕組み・暗号化機能に差があり、性能や保護要件を満たすには製品ごとの決め方が必要になる。段階を分けるのは、業務の変更(論理)と製品の変更(物理)を別々に扱えるようにするため。支援士では、パスワードハッシュや個人情報の列をどう格納するかという設計判断が物理段階の話として問われる。
具体例
PostgreSQLで利用者テーブルを作るとき、パスワードは平文ではなくbcryptのハッシュ値を格納するので列を固定長60文字にし、マイナンバーのような要保護情報は別テーブルに切り出して列単位のアクセス権と暗号化を掛ける。頻繁に検索するメールアドレス列には一意索引を張る。こうした判断はすべて物理データモデルで行う。
試験での引っ掛け
論理データモデルとの境界は「特定のDBMS製品に依存する事項か」。データ型の桁数・索引・格納領域・区分化は物理側。非正規化は物理段階の判断だが、正規化そのものは論理段階で終えている——ここを逆に覚えやすい。暗号化列に索引が効きにくい(値が変わるため)ことも物理設計の論点で、論理モデルには現れない。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 1. データベース方式 > (1) データベースに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。