原因結果グラフ法とは?げんいんけっかぐらふほう
原因結果グラフ法とは、入力条件を「原因」、出力や動作を「結果」として、両者の関係を論理和・論理積・否定の記号でつないだグラフに表し、そこから決定表を作ってテストケースを導くブラックボックステスト技法である。条件が複数絡む仕様の抜けや矛盾を、文章のままでは見えない形で機械的にあぶり出せる。同値分割法や限界値分析法と並ぶテストデータ作成法として問われる。
最終更新:2026-10-06
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仕様書は「AかつBならX、ただしCのときはY」のように文で書かれるが、条件が5つを超えると組合せは頭で追えず、テストされない組合せが残る。組合せの漏れが認可判定の分岐に潜むと権限昇格の穴になる。図に起こしてから表に落とす手順を定め、抜けを作業として検出できるようにしたのがこの技法である。
具体例
OWASPが公開するアクセス制御のテスト観点を例にとると、「ログイン済み」「管理者ロール」「自部門のデータ」という3つの原因と、「閲覧可」「編集可」「拒否」という結果をグラフにしたとき、「ログイン済みだが他部門のデータを編集」の結果が仕様に書かれていないことが決定表の空欄として現れる。空欄がそのまま確認すべき仕様漏れになる。
試験での引っ掛け
コードの分岐構造を見る技法ではないため、命令網羅や判定条件網羅と同じホワイトボックス側に分類すると誤る。グラフはテストケースそのものではなく、決定表を経てケースに落とす中間成果物である。条件が1つしかない単純な仕様では同値分割法で足りるので使わない。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの4 開発技術 > 3. 実装・構築 > (8) ソフトウェアユニットのテストに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。