ポートセキュリティ(スイッチ)とは?
ポートセキュリティ(スイッチ)とは、スイッチの物理ポートごとに、学習できるMACアドレスの数や特定のアドレスを制限する機能。上限を超えたり登録外のアドレスを検知したりした場合、ポートの遮断や警告送出といった動作を行う設定にできる。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では10回出題されています(2017年度〜2025年度)。
ぽーとせきゅりてぃ
ポートセキュリティ(スイッチ)の意味
スイッチの物理ポートごとに、学習できるMACアドレスの数や特定のアドレスを制限する機能。上限を超えたり登録外のアドレスを検知したりした場合、ポートの遮断や警告送出といった動作を行う設定にできる。
ポートセキュリティ(スイッチ)の具体例
執務エリアの各ポートで学習数を1に制限し、違反時はポートを閉塞して管理者へ通知する。無断で持ち込んだスイッチやハブを介した多台数接続や、MACアドレステーブルを溢れさせる攻撃をポート単位で止められる。
ポートセキュリティ(スイッチ)は試験でどう引っ掛けられる?
閉塞後の復旧設計が抜けやすい。手動復旧のままだと、正規利用者の機器入れ替えのたびに現地対応が発生する。またIP電話とPCを数珠つなぎにする構成では学習数が2以上必要で、一律の設定は運用を止める。
ポートセキュリティ(スイッチ)と関連する用語
ポートセキュリティ(スイッチ)が出た過去問
ルータで接続された二つのセグメント間でのコリジョンの伝搬とブロードキャストフレームの中継について,適切な組合せはどれか。
正解:伝搬しない/中継しない
要点:ルータはコリジョンもブロードキャストも通さない
コリジョン(衝突)はCSMA/CDにおける同一コリジョンドメイン内の現象で、ルータはもちろんスイッチでもポートごとにドメインが分かれるため他セグメントへは伝搬しない。またルータはブロードキャストドメインを分割する装置であり、宛先がブロードキャストのフレームは原則として他セグメントへ中継しない。
出典:平成29年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問18(IPA)PCやスイッチングハブがもつイーサネットインタフェース(物理ポート)の,Automatic MDI/MDI-Xの機能はどれか。
正解:コネクタの送信端子と受信端子が正しい組合せとなるように,自動で判別して切り替える機能
要点:送受信端子の対応を自動判別して切り替える機能
Automatic MDI/MDI-Xは、ケーブルの結線に応じて送信端子と受信端子の対応を自動的に判定し、内部で切り替える機能です。これによりストレートケーブルとクロスケーブルを意識せずに接続できます。
出典:平成29年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問19(IPA)IEEE 802.1QのVLAN機能を有したスイッチにおいて,複数のVLANに所属しているポートを何と呼ぶか。
正解:トランクポート
要点:複数VLANをタグ付きで束ねて運ぶのがトランクポート
IEEE 802.1QのタグVLANでは、スイッチ間やスイッチとサーバの間で複数のVLANの通信を1本の物理リンクにまとめて流す。この用途のポートをトランクポートと呼び、フレームにVLAN IDを含むタグを付けて、どのVLANの通信かを識別できるようにする。これに対し単一のVLANだけに属し、タグなしフレームを扱うポートがアクセスポートである。
出典:平成30年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問19(IPA)VLAN機能をもった1台のレイヤ3スイッチに複数のPCを接続している。スイッチのポートをグループ化して複数のセグメントに分けると,スイッチのポートをセグメントに…
正解:スイッチが,PCからのブロードキャストパケットの到達範囲を制限するので,アドレス情報の不要な流出のリスクを低減できる。
要点:VLANはブロードキャスト範囲を分離し情報流出を抑える
VLANはスイッチのポートを論理的なグループに分け、グループごとに別々のブロードキャストドメインを構成する機能である。ブロードキャストの到達範囲がセグメント内に限られるため、ARP要求などから読み取れるアドレス情報が他セグメントへ漏れず、盗聴による情報収集や不要な通信の広がりを抑えられる。
出典:令和1年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問12(IPA)複数台のレイヤ2スイッチで構成されるネットワークが複数の経路をもつ場合に、イーサネットフレームのループの発生を防ぐためのTCP/IPネットワークインタフェース層…
要点:スパニングツリーは冗長経路を遮断しL2ループを防ぐ
レイヤ2スイッチを冗長に接続すると、ブロードキャストフレームが経路を巡り続けるブロードキャストストームが起きる。スパニングツリープロトコル(IEEE 802.1D)は、スイッチ間でBPDUを交換してルートブリッジを選び、閉路を作るポートを論理的に遮断して木構造にすることでループを断つ。障害時には遮断していた経路を有効化し、冗長性も確保できる。
出典:令和2年度 10月 情報処理安全確保支援士試験 am2 問20(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。