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サンプリングリスクとは?さんぷりんぐりすく

サンプリングリスクとは、母集団の一部だけを抜き取って調べるために、標本から導いた結論が、全件に手続を適用したときの結論とずれてしまう可能性。ずれ方は二方向あり、機能していない統制を有効と判断する側は監査の有効性を損ない、機能している統制を有効でないと判断する側は監査の効率性を損なう。

最終更新:2026-10-06

試験情報

情報処理安全確保支援士試験の頻出用語/午前II

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背景

アクセス権の棚卸し記録や認証ログのように、対象が数万件に達する統制では全件突合が時間的に成り立たない。そこで一部を抜き取って母集団を推し量る手順が正規の技法として認められたが、抜き取る以上は外れる余地が必ず残る。支援士試験で監査側の語が問われるのは、セキュリティ統制の有効性を経営や監査人に説明する場面で、この不確実さを承知したうえで標本数と結論の強さを語れる必要があるからである。

具体例

権限棚卸しの記録12,000件から60件を抜き取り、逸脱が1件も出なかったとする。母集団の逸脱率が1%あっても60件すべてが正常になる確率はおよそ55%あり、見逃したまま有効と結論づける余地が残る。経済産業省のシステム監査基準がいう監査証拠の十分性は、この確率と釣り合う標本数で担保する。

試験での引っ掛け

手続の選び違いや証拠の見落としから生じる非サンプリングリスクは別物で、標本数を増やして下げられるのは抜き取りに由来する側だけである。二方向のうち監査の有効性を壊すのは、機能していない統制を有効と誤る向きのほう。逆向きは追加手続で済み、失うのは効率にとどまる。

関連用語

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 分野:午前II
  • 手続の選び違いや証拠の見落としから生じる非サンプリングリスクは別物で、標本数を増やして下げられるのは抜き取りに由来する側だけである。