サイバーセキュリティフレームワーク(CSF)とは?さいばーせきゅりてぃふれーむわーく
サイバーセキュリティフレームワーク(CSF)とは、米国NISTが公表したサイバーセキュリティ対策の参照枠組み(Cybersecurity Framework)。識別・防御・検知・対応・復旧という5つのコア機能で活動を整理し、2.0版ではこれらを束ねる「統治」が加わった。業種や規模を問わず、自組織の対策の過不足を同じ物差しで並べられる。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
対策は製品や部署ごとに積み上がる一方で、全体として何が足りないのかを経営へ説明する共通の言葉が無かった。攻撃を完全に防ぎ切る前提も現実に合わないため、防ぐ活動と、破られた後に気づいて戻す活動を同じ土俵へ並べる必要があった。5機能が「守る」だけで終わっていないのはこのため。
具体例
IPAが公開する日本語訳を使い、自組織の対策を5機能へ割り付けると、防御の製品はそろっているのにログ監視が手薄といった偏りが表に出る。リスクアセスメントは「識別」に属する活動として整理される。
試験での引っ掛け
同じCSFという略語でも、サービスマネジメントの重要成功要因(Critical Success Factor)は別物なので、設問の文脈で切り分ける。内容面では5機能の並び「識別・防御・検知・対応・復旧」と、個々の活動がどの機能に入るかが問われる。認証制度ではなく参照枠組みなので、「CSF認証を取得する」という選択肢は誤り。
関連用語
出た過去問
出典:令和5年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問9(IPA)
NIST“サイバーセキュリティフレームワーク:重要インフラのサイバーセキュリティを改善するためのフレームワーク1.1版”における“フレームワークコア”を構成する…
正解:識別,防御,検知,対応,復旧
要点:NIST CSFのコアは識別・防御・検知・対応・復旧の5機能
NIST サイバーセキュリティフレームワーク1.1のフレームワークコアは、識別(Identify)・防御(Protect)・検知(Detect)・対応(Respond)・復旧(Recover)の5つの機能で構成される。よってイが正しい。この5機能の下にカテゴリ・サブカテゴリ・参考情報が階層的にぶら下がる構造になっている。
出典:令和7年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問12(IPA)
NIST“サイバーセキュリティフレームワーク(CSF)2.0”のコアには、機能が六つある。IDENTIFY, PROTECT, DETECT, RESPOND,…
正解:GOVERN
要点:CSF 2.0が追加した6つ目の機能はGOVERN
NIST CSF 2.0では、従来の5機能(識別・防御・検知・対応・復旧)に加えて、6つ目の機能としてGOVERN(統治)が新設されました。GOVERNは、組織のサイバーセキュリティに関する戦略・方針・役割と責任・リスク管理の期待値を定め、他の5機能を方向付ける位置づけです。経営層の関与とサプライチェーンを含むリスクガバナンスを明示した点が2.0の大きな変更点です。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 2. 情報セキュリティ管理 > (8) 情報セキュリティに関する基準に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。