要件の識別(要件の引出し)とは?ようけんのしきべつ
要件の識別(要件の引出し)とは、システムに何が求められているかを、利害関係者から引き出して洗い出す活動。業務上の要求だけでなく、守るべき制約条件と実際の運用シナリオまで出し切ることが目的で、優先順位付けや実現方式の判断はここでは行わない。矛盾の解消と順位付けは、次の要件分析が引き受ける。
最終更新:2026-10-06
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要求は文書として存在しているわけではなく、担当者の頭と日々の運用の中に散らばっている。聞かれなかった例外業務は言語化されないまま設計を通過し、受入テストや稼働直前になって噴き出す。ここでの取りこぼしが炎上の主要因であるため、引き出す作業そのものを独立した工程として立てる。
具体例
業務観察・インタビュー・既存システムの利用ログ分析を組み合わせ、明文化されていない例外業務を洗い出す。月末だけ発生する手作業や特定拠点だけの帳票は通常のヒアリングでは出てこないため、ログの件数分布から逆に問い直すと見つかる。
試験での引っ掛け
要件分析と取り違えやすい。引出し(識別)は漏れなく集める段階で、優先順位付け・実現方式の決定・矛盾の解消はまだ行わない。「要件定義=優先順位を決めること」と覚えていると工程を取り違える。要求を出す主体は利用部門であり、PMが代弁して決めるものでもない。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。