パレート図(80:20の法則)とは?ぱれーとず
パレート図(80:20の法則)とは、項目別の発生件数を多い順の棒グラフで並べ、累積比率を折れ線で重ねたQC七つ道具の1つ。上位の少数の項目が全体の大半を占めるという偏りが目で読み取れるため、限られた予算と要員をどこへ向ければ効果が大きいか、対策の重点を絞り込む場面で使う。
最終更新:2026-10-06
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不具合の種類は数十に及ぶのに、対策に充てられる予算も期間も限られている。全部に均等に手を打てば、どれも中途半端に終わる。イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートが所得分布に見いだした偏りを品質管理へ持ち込み、効く順に並べ替えて上位から潰す判断ができるようにしたのがこの図。PMにとっては、対策範囲を絞った理由をステークホルダへ示す材料にもなる。
具体例
ジョセフ・ジュランが「重要な少数と些末な多数」として品質管理に広めた考え方。ある案件で障害を原因別に集計したところ上位3分類で全体の85%を占めていたため、残りは記録にとどめ、その3つへ是正の要員と期間を集中させる、という判断に使う。
試験での引っ掛け
重点と傾向を見るのがパレート図、原因の構造と関係を魚の骨の形で整理するのが特性要因図、ばらつきの分布を見るのがヒストグラム。目的の違いで区別する。80:20はあくまで経験則であり、必ず上位2割で8割になるという意味ではない。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問13(IPA)
プロジェクトで発生している品質問題を解決するに当たって、図を作成して原因の傾向を分析したところ、発生した問題の80%以上が少数の原因で占められていることが判明し…
正解:パレート図
要点:パレート図は累積比率で重点対策すべき少数の原因を絞り込む
パレート図は、項目別の件数を大きい順に棒グラフで並べ、累積比率を折れ線で重ねた図である。少数の原因が全体の大部分を占めるというパレートの法則を視覚化でき、80%以上を占める重要な原因を絞り込んで重点的に対策する判断に使う。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。