サイバーセキュリティ経営ガイドラインとは?さいばーせきゅりてぃけいえいがいどらいん
サイバーセキュリティ経営ガイドラインとは、セキュリティ対策を経営の課題として扱うために、経済産業省と情報処理推進機構がまとめた指針。経営者が認識すべき三原則と、担当幹部へ指示すべき重要事項という2階建ての構成をとる。技術の手順書ではなく経営層の責任を書いた文書なので、監査では統制環境を測る尺度として使われる。
最終更新:2026-10-06
プロジェクトマネージャを最短で暗記・合格する →背景
セキュリティは長らく情報システム部門の技術課題として扱われ、投資判断の場に上がらなかった。しかし対策の範囲が委託先やサプライチェーンへ広がると、予算と契約に権限を持つ経営者が指示を出さない限り動かない。そこで何を経営者の仕事として指示すべきかを列挙した指針が置かれた。PMには、委託先管理やインシデント対応体制がプロジェクト要件として降りてくる形で効く。
具体例
経済産業省とIPAが2015年に初版を公表し、その後も改訂を重ねている。監査で使うときは、重要事項のひとつである委託先の対策状況の把握について、取締役会の議事録と委託先への確認記録を突き合わせる。指示が出ていても報告が返っていなければ、運用面の不備を指摘する根拠になる。
試験での引っ掛け
法令ではないので直接の罰則は無いが、事故が起きたときに善管注意義務を尽くしたかの判断材料になりうる。「ガイドラインだから任意で、監査の尺度には使えない」と考えるのは誤りで、尺度として採用した旨を調書に残せばよい。技術基準そのものではない点も、他の基準との切り分けで問われる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。