SDNとは?えすでぃーえぬ
SDNとは、ネットワーク機器の制御機能(コントロールプレーン)を機器から分離してコントローラへ集約し、転送機能(データプレーン)だけを機器に残す考え方。網全体の構成をソフトウェアから動的に定義でき、OpenFlowはその実現手段の一つにあたる。
最終更新:2026-10-06
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従来は機器1台ずつに設定を入れ、各機器が自分で経路を判断していたため、構成変更は台数分の作業になり、網全体を見た最適化もできなかった。仮想サーバが数分で作られて別のホストへ移る環境では、その速度に人手の設定が追いつかない。制御を1か所へ集めれば、上位のシステムから網の振る舞いを指示でき、変更の反映も一括になる。反面、コントローラが単一障害点になるため、その冗長化と、コントローラ喪失時に機器がどう振る舞うかが設計課題になる。
具体例
Open Networking Foundationが仕様を策定したOpenFlowは、コントローラがスイッチのフローテーブルを直接書き換える方式で、この考え方を具体化した代表例。仮想サーバを別のホストへ移した際に、関係するスイッチの転送ルールをまとめて書き換える、といった使い方をする。
試験での引っ掛け
機器の機能をソフトウェア化するNFVとは目的が違う。SDNは制御の集中と分離、NFVはファイアウォールやロードバランサといった機能を汎用サーバ上のソフトウェアで実現すること。またSDN=OpenFlowではなく、OpenFlowは数ある実現手段の一つにすぎない点も問われる。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問13(IPA)
SDN(Software-Defined Networking)で利用されるOpenFlowプロトコルの説明として、適切なものはどれか。ここで、ネットワーク機器…
正解:ネットワーク機器の制御のためのプロトコルであり、ネットワーク機器のフローテーブルの情報をコントローラから提供するときに使用される。
要点:OpenFlowはコントローラがフローテーブルを設定する
OpenFlowは、SDNにおいて制御機能(コントローラ)とパケット転送機能(スイッチ)を分離するためのプロトコルである。コントローラが、どの条件のパケットをどう扱うかを定めたフローエントリをスイッチのフローテーブルへ設定し、スイッチはそれに従って転送する。
出典:平成30年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問13(IPA)
ONF(Open Networking Foundation)が定義するSDN(Software-Defined Networking)において、アプリケーショ…
正解:OpenFlowを用いたネットワークでは、ネットワーク機器がデータ転送を行うための情報はコントローラから提供される。
要点:SDNは制御をコントローラに集約し機器は転送に専念
SDNでは、経路を決める制御機能をコントローラに集約し、ネットワーク機器はコントローラから配られた転送情報に従ってパケットを転送するだけになる。OpenFlowは、この2つの間でフローエントリなどをやり取りするためのプロトコルである。
出典:令和元年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問12(IPA)
OpenFlowプロトコルを使用するSDN(Software-Defined Networking)において、コントローラとOpenFlowスイッチ間の通信に関…
正解:信頼性や安全性を確保するためにTCPやTLSを使用する。
要点:OpenFlowの制御通信はTCP/TLSで保護される
OpenFlowのコントローラとスイッチの間ではフローエントリの設定や統計情報のやり取りなど重要な制御情報が流れるため、確実に届く必要がある。したがって信頼性のあるTCPを用い、盗聴や改ざんを防ぐためにTLSで保護する構成が規定されている。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの3 技術要素 > 4. ネットワーク管理 > (4) 仮想ネットワークに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。