CDNとは?しーでぃーえぬ
CDNとは、コンテンツの複製を各地のキャッシュサーバ(エッジ)に置き、利用者から最も近い拠点に返させることで応答時間を縮め、同時にオリジンサーバまで届く要求を減らす仕組み。どの拠点へ誘導するかは、DNSの応答やAnycastによる経路選択で振り分ける。
最終更新:2026-10-06
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帯域をいくら増やしても、地球の裏側のサーバへは光の速さでも往復に数百ミリ秒かかる。TCPやTLSの確立が往復を重ねるほど、この距離がそのまま体感の遅さになる。距離自体を縮める方法は、データのほうを利用者の近くへ置くことしかない。副産物として、大量の要求や攻撃トラフィックを分散した拠点で受け止められるという効果も得られる。
具体例
AkamaiやCloudflareが世界各地に拠点を持ち、動画・画像・ソフトウェア配布の配信を代行する。オリジンには利用者からの要求のごく一部しか届かないため、突発的なアクセス集中も拠点側で吸収できる。
試験での引っ掛け
ロードバランサとは分散の軸が違う。ロードバランサは1か所のサーバ群へ振り分けて負荷を分けるが、CDNは地理的に近い拠点から返して距離による遅延を縮める。効くのは静的コンテンツが中心で、毎回内容が変わる動的コンテンツは結局オリジンまで取りに行くため、何でも速くなるわけではない。
関連用語
出た過去問
出典:令和6年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問16(IPA)
Webコンテンツを提供する際にCDN (Content Delivery Network) を利用することによって、副次的に影響を軽減できる脅威はどれか。
正解:DDoS攻撃
要点:CDNの分散配信基盤はDDoSのトラフィックを吸収できる
CDNは地理的に分散した多数のキャッシュサーバでコンテンツを配信する仕組みで、本来の目的は応答の高速化とオリジンサーバの負荷軽減である。しかし結果として膨大な配信能力と分散した受け口を持つことになるため、大量のトラフィックを送り付けるDDoS攻撃を吸収・分散でき、副次的に被害を軽減できる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。