リスク許容度とは?りすくきょようど
リスク許容度とは、どれくらいの損失や不確かさまでなら受け入れられるか、という度合い。投資では、値下がりをどこまで我慢できるかを指し、年齢・収入・資産・投資の経験や考え方によって人ごとに違う。企業のリスクマネジメントでは、組織としてどの程度のリスクまで受け入れるかの線引きを指し、これを超えるリスクには対策を打ち、下回るものは受け入れる(リスク受容)という判断の基準になる。ip では、ロボアドバイザ(AIが利用者のリスク許容度に合わせて資産の運用を提案・実行するサービス)の説明の中で出る。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
同じ値動きでも、退職金を守りたい60代と、これから長く積み立てる20代とでは受け止め方がまるで違う。商品の良し悪しだけで勧めると、値下がりで慌てて売る人や、耐えられない損を抱える人が出る。そこで、人や組織ごとに「どこまでなら耐えられるか」を先に測り、それに合わせて選ぶ考え方が定着した。
具体例
ウェルスナビのロボアドバイザは、年齢・年収・金融資産・運用の考え方などの質問に答えると、リスク許容度を5段階で判定し、それに合った株式・債券などの組合せを自動で決めて運用する。企業では、例えば情報セキュリティのリスクについて「個人情報の漏えいにつながるものは、金額にかかわらず受け入れない」といった線を経営層が決めておく。
試験での引っ掛け
リスク許容度は「どれだけ受け入れられるか」で、リスクの大きさ(起こりやすさ×影響の大きさ)そのものではない。また、リスクを受け入れる(受容)のは「何もしない」ことではなく、許容度の範囲内だと判断したうえで見守る対応である。過去問では、リスク許容度に合わせて運用するロボアドバイザが、フィンテック(ITを使った新しい金融サービス)の代表例として出る。
関連用語
出た過去問
出典:令和3年度 秋期 ITパスポート試験 問13(IPA)解説で登場
FinTechの事例として、最も適切なものはどれか。
正解:証券会社において、顧客がPCの画面上で株式売買を行うときに、顧客に合った投資信託を提案したり自動で資産運用を行ったりする、ロボアドバイザのサービスを提供する。
要点:FinTechはIT活用で生まれた新しい金融サービス
FinTechは、ITを活用して従来にない金融サービスや新しい価値を生み出す取組みを指す。AIが顧客の資産状況やリスク許容度をもとに運用方針を提案・自動運用するロボアドバイザは、その代表例である。単なる既存業務の情報化や安全対策は、FinTechの事例とは扱われない。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。