システムの信頼性計算(直列・並列システム)とは?しすてむのしんらいせいけいさん
システムの信頼性計算(直列・並列システム)とは、複数の装置から構成されるシステム全体の稼働率を求める計算。稼働率は、使いたいときに動いている時間の割合(0.9なら90%)で、1から稼働率を引いた値が止まっている時間の割合(非稼働率)になる。直列システム(すべての装置が動いて初めて全体が動く構成)では、どれか1つが止まれば全体が止まるため、稼働率は各装置の稼働率を掛け合わせて求める。並列システム(どれか1つが動いていれば全体が動く構成)では、全部が同時に止まるときだけ全体が止まるため、稼働率は「1-各装置の非稼働率を掛け合わせた値」で求める。
最終更新:2026-10-10
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稼働率0.9の装置を2台並列にして予備を持たせると(冗長化)、2台が同時に止まる割合は0.1×0.1=0.01なので、全体の稼働率は 1-(1-0.9)×(1-0.9)=1-0.01=0.99 となり、単体よりも大幅に上がる。
試験での引っ掛け
並列を単純な和や積にしないこと。並列は1から各装置の非稼働率の積を引いて求め、直列だけが稼働率の積。稼働率は、平均故障間動作時間(MTBF:修理を終えてから次に故障するまでの平均の時間)と平均修復時間(MTTR:故障してから直るまでの平均の時間)を使い、稼働率=MTBF÷(MTBF+MTTR)とも求められる。動いている時間を、動いている時間と直している時間の合計で割る、という意味で、MTBFとMTTRを逆に代入する誤りも定番。
関連用語
出た過去問
出典:令和7年度 秋期 ITパスポート試験 問94(IPA)
稼働率0.9の装置で並列システムを構成したい。このシステムの稼働率を0.999とするためには、最低何台の装置で並列システムを構成する必要があるか。ここで、並列シ…
正解:3
要点:並列の稼働率は1から全台同時停止の確率を引いて求める
並列システムが停止するのは全台が同時に停止したときで、1台の停止確率は0.1です。台数をnとすると停止確率は0.1のn乗となり、稼働率0.999を満たすにはこれが0.001以下である必要があります。0.1を3回掛けると0.001となるため、3台で条件を満たします。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。