FMS(フレキシブル生産システム)とは?えふえむえす
略語の意味
FMS(フレキシブル生産システム)=Flexible Manufacturing System
機械の設定を切り替えるだけで、同じ生産ラインで何種類もの製品を作り分けられるようにした仕組み
- Flexible
- 柔軟な・切り替えのきく
- Manufacturing
- 製造
- System
- 仕組み
FMS(フレキシブル生産システム)とは、生産設備の稼働プログラムを切り替えることで、同一のラインで複数の種類・仕様の製品を柔軟に生産できるようにした生産システム。多品種少量生産への対応力を高める。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
客の好みが細かく分かれると、1種類しか作れない専用のラインでは、売れ行きが変わるたびに作りすぎや品切れが起きやすい。品種ごとにラインを増やせば、設備にお金がかかる。同じ設備を、動かす手順を切り替えるだけで別の製品にも使えれば、少しずつ多くの種類を作れる。
具体例
同じ組立ラインで、朝は型式Aの部品を、午後は型式Bの部品を、設定を切り替えるだけで生産できるようにし、需要変動に柔軟に対応する。
試験での引っ掛け
柔軟なのは「同じ設備で多品種を作り分けられる」点で、生産量を無制限に増やせるという意味ではない。大量生産向けの専用ラインとは狙いが逆。工場の自動化全般を指すFA(Factory Automation)、設計から出荷までの情報を全社で統合するCIM(コンピュータ統合生産)とも区別する。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 問25(IPA)
製品の開発から出荷までの工程を開発,生産計画,製造,出荷とするとき,FMS(Flexible Manufacturing System)の導入によって省力化,高…
正解:製造
要点:FMSは多品種少量に柔軟対応する製造工程の自動化
FMSは、数値制御の工作機械や産業用ロボット、無人搬送車などをコンピュータで統合制御し、多品種少量生産に柔軟に対応できるようにした生産システムである。段取り替えを自動化して製造ラインの稼働を止めずに品種を切り替えられるため、効果が現れるのは加工・組立を行う製造工程である。設計や計画立案、出荷作業の効率化を主眼とした仕組みではない。
出典:令和7年度 秋期 ITパスポート試験 問11(IPA)
スマートファクトリーにおいても使用されている、FMS(Flexible Manufacturing System)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
正解:複数の工作機械や産業用ロボットなどを有機的に結合し、生産プロセス全体を統括的に制御・管理する。
要点:FMSは機械群を統合制御し多品種少量生産に対応する仕組み
FMS(フレキシブル生産システム)は、NC工作機械(数値の指示で自動で動く工作機械)や産業用ロボット、無人搬送車などをコンピュータで結び付け、生産工程全体を統括して制御する仕組みである。段取り替えを自動化できるため、多品種少量生産にも柔軟に対応できる点が「フレキシブル」の由来である。スマートファクトリーでもこの考え方が土台になっている。
出典・参考
公式シラバスの2 経営戦略 > 15. エンジニアリングシステム > (2) 代表的なエンジニアリングシステムに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。