ライン生産方式とは?らいんせいさんほうしき
ライン生産方式とは、製品をつくる工程を細かく分けて順番に並べ、ベルトコンベアなどで製品を流しながら、各作業者が自分の担当の作業だけをくり返す生産方式。同じ製品を大量につくる「少品種大量生産」に向く。一人の作業が単純なので慣れるのが早く、生産性が高い。その反面、製品の種類を切り替えたり、ラインの並びを組み替えたりするのに手間がかかる。対になるのがセル生産方式で、少人数(1人のこともある)が組立から検査までの全工程を受け持ち、多品種少量生産に向く。
最終更新:2026-10-10
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職人が一台ずつ最初から最後までつくるやり方では、技術を身につけるのに時間がかかり、大量に安くつくれなかった。作業を細かく分けて流れ作業にすれば、短い訓練で誰でも担当でき、同じものを速く安く大量につくれる。1913年に米国のフォード・モーターが自動車の組立に動くコンベアを導入した例が、その代表として知られる。
具体例
トヨタ自動車の組立工場では、車体がラインを流れていき、作業者は担当の位置でドアの取付け、配線などの決まった作業を行う。一方、キヤノンなどの電機メーカーは、多品種の製品を柔軟につくるため、1990年代後半からライン生産をセル生産方式へ切り替えたことで知られる。
試験での引っ掛け
セル生産方式との特徴の入れ替えが定番の引っ掛け。「多品種少量生産に向く」「製品の切替えに柔軟に対応できる」「一人が全工程を担当する」はセル生産方式の説明で、ライン生産方式ではない。ライン生産方式は少品種大量生産に向き、一人の担当範囲は狭い。
関連用語
出た過去問
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問19(IPA)解説で登場
ベルトコンベア方式による分業型の流れ作業ではなく,一人又は少人数で最初の工程から最後の工程までを担当する多品種少量生産向きの生産方式はどれか。
正解:セル生産方式
要点:セル生産は少人数が全工程を担当し多品種少量に強い
セル生産方式は、1人または少人数の作業者が「セル」と呼ばれる作業区画で、組立の最初から最後までを一貫して担当する方式である。工程の分割やラインの組替えが少なくて済むため、製品の切替えに柔軟に対応でき、多品種少量生産に向く。対照的にライン生産方式は工程を細分化した流れ作業で、少品種大量生産に適する。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。