赤外線とは?せきがいせんつうしん
赤外線の点滅にデータを乗せて、短い距離をやり取りする通信方式。電波ではなく光の仲間を使うので、近くの電波を使う機器と混信しにくい反面、送受信部を向かい合わせる必要があり、間に物があると通じない。無線LAN(Wi-Fi)の電波と並べて、直進性の強さと到達距離の短さで比べられる。
最終更新:2026-10-10
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無線でつなぐ手段に電波を使うと、壁を回り込んで届く便利さと引き換えに、近くの機器と混信し、部屋の外まで漏れて盗み見られる心配が出てくる。赤外線は光と同じようにまっすぐ進み、壁を越えないので、向けた相手だけに届く通信ができ、部品も安く済む。狭い範囲で相手を確実に選びたい用途のために、古くから使われてきた方式である。
具体例
テレビやエアコンのリモコンは赤外線でコードを送っており、受光部に向けないと反応しない。かつての携帯電話にはIrDA(赤外線で通信するための規格)が載っていて、2台を向かい合わせて電話帳を交換していたが、いまはBluetooth(電波を使う近距離の無線通信)やNFC(かざすだけで通信する近距離の無線通信)に置き換わっている。
試験での引っ掛け
無線LAN(IEEE 802.11:無線LANの規格の名前)が使うのは電波であって赤外線ではない。赤外線は直進性が強く壁を通り抜けないため、部屋をまたぐ通信や見通しの利かない場所では使えない。この性質は、外に漏れにくい利点と、遮られると切れる欠点の両方になる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成22年度 春期 ITパスポート試験 問78(IPA)解説で登場
電車の定期券などとして利用される非接触型ICカードに用いられている技術はどれか。
正解:RFID
要点:非接触ICカードに使われる通信技術はRFID
RFIDは、微小なICチップとアンテナを組み合わせ、電波を使って非接触でデータを読み書きする技術である。交通系のICカードはこの仕組みを利用しており、読取機にかざすだけで通信と電力供給が行われる。赤外線通信やバーコード、無線LANとは通信方式も用途も異なる。
出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験 問99(IPA)
インタフェースの規格①〜④のうち、接続ケーブルなどによる物理的な接続を必要としない規格だけを全て挙げたものはどれか。 ① Bluetooth ② IEEE 13…
正解:①, ③
要点:BluetoothとIrDAは無線、IEEE 1394とUSBは有線の規格
Bluetoothは近距離の電波を使う無線通信規格、IrDAは赤外線を使う無線通信規格で、いずれもケーブルによる物理的な接続を必要としない。一方、IEEE 1394とUSB 3.0はどちらもケーブルで機器どうしを結ぶ有線のインタフェース規格である。したがって無線なのは①と③になる。
出典:平成31年度 春期 ITパスポート試験 問93(IPA)解説で登場
NFCに準拠した無線通信方式を利用したものはどれか。
正解:交通系のIC乗車券による改札
要点:NFCは数センチの近距離無線、IC乗車券やかざす決済に使う
NFCは10cm程度のごく近距離で通信する非接触の無線通信規格で、ICカードをかざして使う用途が代表例である。交通系ICカードによる自動改札はこの方式を利用している。ETCはより遠い距離を扱うDSRC、リモコンは赤外線、カーナビの測位は衛星測位と、いずれも別の方式である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。